明るさやアプリに応じて液晶の色調を自動で変更
さてMediaPad M2 8.0のメディア再生能力を支えているのが、ハードウェアの高いスペックだ。CPUには、オクタコア(A53 2.0GHzクアッドコア+A53 1.5GHzクアッドコア)で動作する「Hisilocon Kirin 930」を搭載。性能の高いコアと省電力コアを組み合わせることで、効率の良い処理を可能としている。RAMは前ページで紹介した通り2GB。通常使用において十分な容量を備えているが、より多くのアプリを同時に使用したいのであれば、RAM3GBモデルを選択するのも良いだろう。
バッテリーはサイズを活かした大容量4800Ahで、モバイル時も急な電池切れの心配は少ないだろう。ROM容量は16GB(RAM3GBモデルはROM32GB)と標準的だが、microSDカードを挿入することで最大128GBまで追加できるため、ストレージに関する懸念はない。
microSDカードスロットの横にはSIMカードスロットが確認できる。対応しているのはMicro SIMとなるため、nano SIMをお持ちの方は注意しておこう。内蔵カメラは、800万画素のメインカメラと、200万画素のインカメラという2台構成。タブレットながらもAFやLEDを搭載しており、クオリティの高い撮影が行える。
右側面にある蓋を外すと、MicroSD/Micro SIMカードスロットが確認できる。なおサイドフレームのデザインは五線譜をイメージしているという |
AF、LEDを搭載したメインカメラ。タブレットながらも高品質な撮影が行える。音量ボタンにはラインが彫り込まれているため、容易に電源と区別が可能だ |
室内で使用することの多い機器だけに、無線LANは高機能なモジュールが割り当てられている。802.11 a/b/g/n/ac対応モジュールが内蔵されており、2.4GHz帯だけでなく5GHz帯まで利用して高速なネットワークを利用可能だ。またBluetooth 4.0にも対応しており、さまざまな周辺機器を接続できる。本機の特徴を活かすのであれば、例えばBluetooth接続できるヘッドフォンを用意し、必要に応じてスピーカーと切り換えながら音楽を楽しむといった使い方が考えられるだろう。