メインPCとして十分な実力を発揮

それでは、各種ベンチマークテストで実際のパフォーマンスを見てみよう。まず、Windowsの快適さを評価するプログラム「WinSAT」の実行結果を、「Windowsエクスペリエンス インデックス」の項目に当てはめると下記のようになる。

Windowsエクスペリエンス インデックス(WinSAT)
プロセッサ 8.2
メモリ 8.2
グラフィックス 5.9
ゲーム用グラフィックス 9.9
プライマリディスク 9.0

プロセッサおよびメモリは8.2と、十分に高いスコアをマーク。NVIDIA GeForce GTX 960Mによりゲーム用グラフィックスは9.9、SSDの効果でプライマリディスクは9.0を記録している。

PCの総合的なパフォーマンスを見る「PCMark 8」と、3D処理性能を測る「3DMark」についても、非常に良好な結果となった。MB-W830X-SHはゲーム特化のモデルではないが、ゲーミングPCとしての性能も優秀といえるだろう。

「PCMark 8 Home Conventional」の結果

「3DMark」の結果

グラフィックス性能を測る意味で、ゲームベンチ「ファイナルファンタジーXIV: 蒼天のイシュガルド」の結果も掲載しておこう。こちらは1920×1080ドットのウィンドウ表示で測定したものだが、「標準品質(ノートPC)」で「非常に快適」、「高品質(ノートPC)」で「とても快適」、「最高品質」でも「快適」と、3D系のゲームタイトルもストレスなく動作することがわかる。

「ファイナルファンタジーXIV: 蒼天のイシュガルド」のベンチマーク。標準品質(ノートPC)

「ファイナルファンタジーXIV: 蒼天のイシュガルド」のベンチマーク。高品質(ノートPC)

「ファイナルファンタジーXIV: 蒼天のイシュガルド」のベンチマーク。最高品質

今回はSSD搭載モデルということで、ストレージのデータ転送速度を測定できる「CrystalDiskMark」も実行してみた。結果はご覧の通り、HDDとは比較にならない優秀なスコアを記録。SSDはPCパーツの中でも体感速度の違いが極めてわかりやすいので、HDDモデルから買い替える際は、ぜひ搭載を検討したいポイントだ。

「CrystalDiskMark」の結果