通気性の高いメッシュパネルを採用したスタンダードなミドルタワーケース

続いて「G-GEAR GA7J-H64/ZT」カスタマイズモデルのディテールを詳しく見てみよう。メッシュのフロントパネルを備えたケースは、G-GEARが独自に展開するミドルタワー型の「69JD」。ゲーミングPCに求められる通気性の高さを備えながらも、コストパフォーマンスに優れた製品だ。電源ユニットがトップ配置となる標準的な構成を採用しているため、扱いやすさは上々。左サイドパネルにはエアホールが設けられており、CPUとグラフィックスカードを外部の新鮮な空気でしっかり冷やすことができるだろう。

フロントパネルが全面メッシュ加工された、G-GEARのオリジナルミドルタワーケース「69JD」を採用。右下には第6世代Coreプロセッサのロゴも確認できる

電源がトップ配置となるスタンダードな構成となっており、一般的なATXミドルタワーケースと同じように扱うことができる

左サイドパネルのCPU、グラフィックスカード周辺にはエアホールが設けられており、新鮮な空気を直接取り入れることが可能

左サイドパネルを解放したところ。ケーブル類は3.5インチベイにまとめられ、きれいに束ねられている

フロントパネル中央付近には電源やリセットボタン、USB 3.0端子、マイク入力、ヘッドフォン出力を搭載している

デザインのアクセントとなっているシルバーラインはトップへと続く。トップパネルにはスマートフォンなどを置いておくのに便利な滑り止めゴムを備える

端子の裏表を気にせずに抜き差しできるUSB 3.1 Type-Cコネクタを搭載

リアパネルの構成は、USB 2.0×2、PS/2ポート、USB 3.0×2、USB 3.1×1、USB 3.1 Type-C×1、ギガビットLAN端子、光出力付きHDオーディオとなる。端子の裏表を問わずに抜き差しが行えるUSB 3.1 Type-Cコネクタが目新しい。グラフィックスカードはDVI-I、DVI-D、HDMI、DisplayPortの4端子。CPU内蔵のグラフィックス機能は本機では使用しないため、シールで封がされている。

リアパネルには、最大10Gbpsでアクセスできる最新のUSB 3.1コネクタを2基搭載。うち1基は 「Type-C」コネクタを採用している

ゲームを快適にプレイできる機能を搭載したASUSのマザーボード「Z170-A」

マザーボードは「Z170 Express」チップセットを採用したASUSの「Z170-A」だ。CPUソケットにLGA1151を採用した、ASUSのラインナップの中でミドルレンジに位置する製品となり、安定性に定評のあるIntel製LANコントローラや、クリアなサウンドでゲームの楽しみを倍増させるCrystal Sound 3などを搭載している。ストレージ用の拡張ベイは5インチ×2、3.5インチ×3、2.5インチ×4という構成で、専用のトレイにストレージを取り付けることでツールレスな脱着が可能。試用機では256GBの東芝製SSDと、1TBのHDDが搭載されていた。電源ユニットは各有名メーカーのOEM元としても知られるCWT製を採用しており、出力は650W。また省電力プログラム「80 PLUS」のBRONZE認証を取得している。

マザーボードには、ASUSの「Z170-A」を採用。IntelのLANコントローラや、優れた音質のオンボードサウンド機能「Crystal Sound 3」を内蔵している

光学ドライブやストレージ用の拡張ベイは5インチ×2、3.5インチ×3、2.5インチ×4という構成。専用のトレイをケージに挿しこむだけで固定できる

電源ユニットはCWT製となり、容量は650W。80 PLUS BRONZE認証を取得しているため、効率の良い電源供給が行える

グラフィックスカードのPCI-Express用電源コネクタの根元にはLEDが搭載されており、接続状態を光で伝えてくれる

試用機ではシステムドライブに東芝製の256GBのSSDが搭載されていた。CrystalDiskMarkにて転送速度を測定すると、その速さがわかる

データ用ドライブに採用されている東芝製の1TB HDDと、CrystalDiskMarkで測定したその転送速度。SSDとメーカーがそろっているのが地味にうれしい