開発者も驚くアレンジの数々 - 様々な工夫が目を引いた演奏会「CMCフェスティバル2015」

最初のエントリーは、セブンカルチャークラブ橋本の三人。ノリノリのメンバーで楽しさが伝わる演奏を見せた。永井有可子さんは今回で三回目の出場。お気に入りのシャンソンをメタル調やポップ風にアレンジした楽曲を披露。御厨章さんは、今回で9回目の出場。自分で独自にアレンジした新しいクラシックの名曲「白鳥の湖」を演奏した。

ラ・ビアンローズグループの四人は、バラにちなんだ四つの名曲をメドレーにアレンジ。茂木幹久くんは、まだ小学校の低学年。キーボードをはじめて一年半だが着実に実力は身に付け、今回お気に入りの「妖怪ウォッチ」の曲を熱演した。一方、小笠原利枝さんはソロで初挑戦。リズムとトーンを工夫しての演奏を見せた。

山口幸子さんは、亡き母にささげる美空ひばりの「愛燦燦～真っ赤な太陽」を熱演。茂木美咲さんは、キーボードをはじめて5年、昨年は体育祭とかぶって出場できなかった悔しい思いをバネに今回の演奏に挑んだ。小野英夫さんは社交ダンスに加えて、キーボードにもチャレンジ、楽器も新しく変えての今回初挑戦。手堅い演奏を見せた。

「MOTOWNキーボードサロン」チームのメンバーの山本さんはここ二年の間、ベルギーからSkypeで練習に参加、日本に帰国してのチャレンジとなった。三上智之くんは今回が小学生最後の出場となる。大人へのイメチェンを兼ねた「Dragon Night」を熱演。河崎良子さんは初のソロでの参加だ。丁寧な演奏を見せた。

長坂真奈穂さんは、母に付き添ってキーボードを初めて四年、今回初めての大舞台に挑戦。ドルチェの三人組はこの後にエントリーしているミルキーウェイにもメンバーとして出演。気合十分の熱演を見せた。BRAINZは、今回のエントリー唯一の中年男性六人のグループ。壮年の夢を乗せて「銀河鉄道999」を披露した。

森佐和子さんは、キーボードを初めて10年のベテラン。編曲、構成まで作りこんだ「コンドルは飛んでいく」は観客を魅了した。よみうり文化センター川越チームは初めての出場。ベテランがチームを引っ張って見事な演奏を見せた。佐藤達男さんは、「乾杯」でキーボードに出会えたことへの感謝と自分自身へのエールを交えたという深みのある演奏を披露した。

山下キーボードレッスン『コピーヌ』の二人は「ジェラシー」を情熱的に演奏、若者に負けないエネルギーで会場を魅了した。クローバーの五人は、二回目の出場。「ペルシャの市場にて」は、それぞれ全員がペルシャの衣装をまとい息の合った演奏を見せた。ミルキーウェイは2005年に初出場、今回は初心に戻るために当時演奏した楽曲「時代」と「地上の星」をメドレーで編曲して演奏した。