最後に、「Diginnos Stick DG-STK2F」の高負荷時のファンの騒音と筐体の温度を調べてみよう。室温29℃ほどの室内で、「ドラゴンクエストX ベンチマークソフト」(標準画質1280×720)を実行し3分経過後の温度を計測した。なお騒音は本体から10cm離れた位置から簡易騒音計を利用して計測、温度は非接触型温度計を利用して表裏5つのポイントを計測している。

Windows 10アイドル時とベンチマークソフト実行時に本体から10cm離れた位置で簡易騒音計を利用したファンノイズの測定(左)と非接触型温度計を利用した温度の測定(右)

ファンを搭載しているとはいえ、やはり負荷時には筐体サイズに応じた発熱が確認できる。表面のファン周辺やスリットに比べると裏面の温度が下がりにくいため、設置の際は裏面も塞いでしまわないようにしたほうが安定したパフォーマンスを発揮できそうだ。ファンの騒音に関しては、耳を近づけると高めの回転音が聞こえるものの、少し距離を置けばほぼ聴こえない。ピーク時の数値をみても、アイドル時から微妙に上昇している程度の変化となっており、よほど近くで使用しなければ気になることはないだろう。

表裏5つのポイントの温度を測定した

温度:1 温度:2 温度:3 温度:4 温度:5
Idole 37.8℃ 38.8℃ 38.1℃ 41.0℃ 41.3℃
Peak 46.8℃ 51.4℃ 52.6℃ 60.2℃ 63.8℃
騒音値
Idole 32.0~32.4dB
Peak 33.9~34.8dB

スティック型PC「DG-STK2F」どんな時に使う?

まだまだ歴史の浅い分野だけに、スティック型PCの使い方は確立していない。しかし本機の魅力はやはりその極小サイズにある。この筐体を見て真っ先に思い浮かぶのは、テレビに接続して動画を再生したり、インターネットを楽しんだりすることだろう。また、プレゼンテーション用の端末として、プロジェクターにつなげるというのも便利だ。またノートPCやタブレットよりも小さいため、出張用の端末として持ち運び、ホテルのテレビにつないで利用するという使い方も考えられる。映像機器が設置されている場所であれば使用できるという利点を頭の片隅に留めておけば、さまざまな利用ケースが思いつきそうだ。

HDMI端子さえあれば、ビジネスホテルに設置されているような小型液晶テレビを簡単にWindows 10マシンに変身させられる

普段から持ち歩いておけば、プロジェクターに接続してすぐにプレゼンテーションを行うことが可能

ひとつだけ注意点を上げるならば、ファンを搭載したことで本体の厚みが増しているため、HDMI端子に直挿しできる機器の選択肢が減っていることだろう。今回は小型の液晶テレビやプロジェクターに実際に接続してみたが、どちらのデバイスでもHDMI延長ケーブルを利用することになった。持ち運びの際は、HDMI延長ケーブルを忘れないようにしたい。

まずは使ってみよう! 優れたコスパの最新OS搭載スティック型PC

最新OSであるWindows 10をプリインストールした「Diginnos Stick DG-STK2F」。14,800円(税抜)という驚きの低価格で登場した本機。その機能とパフォーマンスはこれまでのスティック型PCと比べても高レベルであり、またファンを搭載したことで安定した動作が可能となっている。Windows 10を試用してみるためのデバイスとしてみても優秀だ。その価格も相まって、勢いで購入してしまっても後悔することは少ないだろう。スティック型PCやWindows 10に興味を持ちつつもまだ触れたことのない方は、ぜひ本機で新しいPCジャンルに触れてみてほしい。

(マイナビニュース広告企画:提供 サードウェーブデジノス)

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