例えば、ドラマシリーズだと、その回のエピソードが終了したらすぐ次の回を見たくなりますよね? そんなとき、エンディングのクレジットは飛ばしたいもの。これがDVDなんかだと、エンドロールが流れ始めた時点で、リモコンを操作して、画面を切り替えて、次の回を選んでスタートする――というのが、まぁ普通の流れだと思うのですが、Netflixは驚いたことに、「エンドロールに入った」ことを自動的に判別し、何もしなくても画面を切り替えて、次の回をスタートしてくれるのです。何その謎の技術!
この機能も実際にやってみたのですが、エンドロールに入った瞬間、たしかに画面がパッと切り替わって、次の回が再生されました。いや、これ本当にスゴい……ただ、面白いドラマだと切れ目なく再生されすぎて、寝不足になりそうですけどね!
ここらへんでかなり「Netflixやばいな」と思い始めていたのですが、スゴかったポイントはまだあるのです。
続いては4Kの話。世間的にもまぁまぁ浸透してきた4Kは、通常のフルHD画像の約4倍という圧倒的な解像度を誇る高画質な規格です。4K対応テレビもたくさん発売されているようですね。
Netflixは、この4Kにも対応しており、作品をさらに高画質で見ることができるのです。例えば、4K対応のカメラで撮影している、Netflixオリジナルドラマ『デアデビル』は、バッチリ高画質で鑑賞することが可能です。
ただね、この4Kというやつは、画質がきれいなだけあって、めちゃくちゃデータが重たいのですよ。快適に鑑賞していたのですっかり忘れそうになっていましたが、Netflixはインターネット映像配信なので、回線によっては4Kだと重くなりすぎて、突然クルクル回ってデータを読み込んだり、カクカクしたりブチブチ切れたり、そもそも再生するまでに時間がかかったりするんじゃないでしょうか…。
そんな心配をNetflixの担当者さんに告げてみると……「大丈夫です」ときっぱり。というのも、実は4Kで映像を流す場合は最初は4Kより低くした画質で配信し始め、徐々に4Kにクオリティを上げていくのだそう。それというのも、30秒くらいですと人間の目はまだ慣れていなくて、4Kかどうかが認識しにくいらしいのです。
なるほど、最初から4Kでいこうとするとデータが重くて再生までに時間がかかってしまう。だから、最初だけは軽いデータを使い、その間に4Kのデータを受信する……というわけか。よく考えられているなぁ。
そもそもNetflixは、端末を選ばずに鑑賞できるのがメリットのひとつ。TV以外にも、スマートフォンやタブレット、PCなどを使って場所を選ばず再生できないといけません。そのため、500kbpsの回線速度があれば快適に見られるように作ってあるのだとか。500kbpsっていったら、スマートフォンのネット通信よりもはるかに遅いレベルですから、あらゆる環境下で問題なく使えるといっていいでしょう。あ、もちろん、使いすぎによる通信速度制限には注意ですよ(スマホやタブレットならWi-Fi通信を使いましょう)。
このほかにも、子ども向けのコンテンツが豊富にそろっており、不適切なコンテンツを見せてしまう心配がない「キッズモード」を搭載していたり、鑑賞途中に画面を止めることなく音声・字幕の切り替えができたりと、「快適に映像を鑑賞するための仕組み」が完璧に整っているNetflix。なるほど、これは世界トップシェアなのもうなずけますね。
さて、使い勝手の良さに感心させられっぱなしのNetflixですが、もっとも重要なのは、コンテンツのラインナップです。見たいものがちゃんとあるかどうかが一番大事。今後、日本向けにも、翻訳や字幕をつけた人気作品をそろえてくるでしょう。
気になるのは、やはりNetflixでしか見ることのできないオリジナル作品。マーベルヒーローの『デアデビル』はもちろん、『ブレイキング・バッド』のスピンオフ作品『ベター・コール・ソウル』や、『マルコ・ポーロ』『ザ・リターン』『ナルコス』などの米作品や、日本からは、あの人気番組『テラスハウス』や、桐谷美玲主演のオリジナルドラマ『アンダーウェア』といった作品がラインナップされるようです。
中でも個人的に注目なのは『オレンジ・イズ・ニュー・ブラック』。パイパー・カーマンが自身の経験をつづった、同タイトルのノンフィクションベストセラーをドラマ化したもので、ニューヨークの裕福な家庭で育ったお嬢さまが、過去の罪により刑務所行きになり、そこで出会う女性囚人たちの人間模様を描いたハートフルなヒューマンドラマなのです。
格差問題、人種差別、人身売買などにも鋭く切り込んでおり、ネット配信のNetflixだからこそ描くことができたともいえる問題作。エミー賞常連の大ヒット作品ということで、個人的にもとても楽しみです。9月2日の配信開始日よりシーズン1~3が公開になるので、せっかくNetflixを使うなら、ぜひおすすめしたい1本です。
それから、『マトリックス』のラナ&アンディ・ウォシャウスキー姉弟監督が手掛けた『Sense8』。世界中に散らばった何の関係もない8人にある日突然、お互いの姿が見え、意思の疎通ができる特殊能力が備わるというSFスリラー。こちらも当然、日本でも配信されます。シーズン2の制作も決定している話題作なので、期待したいですね!
9月2日から配信されるNetflixの主なオリジナルコンテンツ(8月20日現在)
『デアデビル』『マルコ・ポーロ』『オレンジ・イズ・ニュー・ブラック』『Sense8(センス8)』『ザ・リターン』『ナルコス』『ベター・コール・ソウル』『グレイス&フランキー』『ウェット・ホット・アメリカン・サマー:キャンプ1日目』『アンブレイカブル・キミー・シュミット』『ヘムロック・グローヴ』『ブラッドライン』
『ボージャック・ホースマン』『ボージャック・ホースマン~サブリナのクリスマスの願い』
『アジズ・アンサリ・ショー:人生は生埋め地獄』『クリス・デリーア・ショー:はしにも棒にも』『ラルフィー・メイ・ショー:アンルーリー』『ラッセル・ピーターズVS.ザ・ワールド』『ジム・ジェフリーズ・ショー:ネーキッド!?』『マイク・バービリア・ショー:僕の彼女の彼氏』『ニック・オファーマン・ショー:アメリカン・ハム』『ラッセル・ピーターズ・ショー:ノートリアス』『イライザ・シュレンガー・ショー:フリージング・ホット』『アザー・ワン:ボブ・ウェアの数奇な物語』『アジズ・アンサリ・ショー:マディソン・スクエア・ガーデン・ライブ』『チェルシー・ハンドラー・ショー:マジでウガンダ?』『チェルシー・ペレッティ・ショー:自分バンザイ』
『ヴィルンガ』『シェフのテーブル』『ニーナ・シモン~魂の歌』『E-チーム』『ミッション・ブルー』『ミット・ロムニー』『マイ・オウン・マン』『プリント・ザ・レジェンド』『パタード・パスタード・ベースボール』『ショートゲーム』『ザ・スクエア』
今後の配信予定映画(8月20日現在)
<2015年配信>
『キース・リチャーズ:アンダー・ザ・インフルエンス(原題)』
<2016年配信>
『ウォー・マシーン(原題)』(ブラット・ピット主演)
『ファースト・ゼイ・キルド・マイ・ファーザー:ドーター・オブ・カンボジア・リメンバーズ(原題)』(アンジェリーナ・ジョリー・ピット製作/監督)
『グリーン・デスティニー』(ユエン・ウーピン監督)
(マイナビニュース広告企画:提供 Netflix)
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