「GB-BXi7-5500」をFlashゲームのクライアント化する
筐体サイズの特性を活かした配置を考えた後は、活用方法を考えてみよう。サイズに次ぐ本機の特徴は省電力。となれば、常時起動した状態を前提とした使い方を考えたい。そこで思いついたのが、リモートデスクトップを利用したブラウザゲームのホストサーバだ。
現在TVアニメが放映されており、いまなお高い人気を誇る「艦隊これくしょん~艦これ~」 や、女性を中心に凄まじいブームがやってきている「刀剣乱舞-ONLINE-」などは、Flashを利用して動作する。しかし残念なことに、iOSやAndroidではブラウザでFlashを動作させることができないため、これらのOSを搭載したモバイル端末では遊べない。この解決方法の一つが、リモートデスクトップを利用すること。Windows上でこれらのゲームを動作させ、そのWindowsにリモートデスクトップを利用してアクセスすることで、あたかもモバイル端末から捜査しているかのようにゲームを遊ぶことができるというわけだ。
本来ならiOSでは動かせない「艦隊これくしょん~艦これ~」も、リモートデスクトップを利用すればこの通り。「そもそもiOSで動かしてるわけじゃないだろ!」というツッコミはごもっともであります |
リモートデスクトップにはさまざまなやり方があるが、もっとも簡単なのは、Googleが提供している「Chrome リモート デスクトップ」を利用することだろう。GoogleのWebブラウザ「Chrome ブラウザ」をインストールしたら、Chrome ウェブストアにアクセスして「Chrome リモート デスクトップ」をインストール。インストールが完了したらGoogleアカウントを登録、もしくは新たに作成し、PIN(数字のパスワード))を入力するだけだ。あとは「Chrome リモート デスクトップ」のマイ パソコンにある"利用開始"ボタンを押せば、「GB-BXi7-5500」の準備は完了。
Chrome ブラウザとChrome リモート デスクトップをインストールしたら、アカウントを登録してPINを設定 |
設定が終わったら、Chrome リモート デスクトップのマイパソコンから、リモート接続を有効にするボタンを押せば準備完了 |
続いてモバイル端末側。iOSなら「App Store」、Androidなら「Play ストア」からChrome リモート デスクトップのクライアントアプリをダウンロード。起動すると、さきほど「Chrome リモート デスクトップ」のPC版を起動したPCの名前が表示されるはずだ。そのPCを選択し、PINを入力すればすぐにリモートデスクトップが開始される。あとは心行くまでゲームを楽しむのみだ。
「Chrome リモート デスクトップ」のクライアントアプリをインストールし、アプリから接続したいPCを選択してPINを入力すればOK。これで外出先でも「刀剣乱舞-ONLINE-」が遊べてしまう |
「GB-BXi7-5500」をメディアサーバー・クライアントとして動かす
テレビやAVアンプに直接接続して動画や音楽を再生するのも良いが、よりスマートに活用するならメディアサーバー化や、AirPlayを利用した再生を考えてみよう。とはいっても、Windowsなら特別なソフトを追加する必要はない。Windows 8.1が備えるメディアストリーミングによるDLNA機能や、日頃利用しているであろう「iTunes」を利用して簡単に設定が行える。
Windows 8.1はOS自体にDLNA機能を内蔵しているため、コントロールパネルのネットワークと共有センターからメディアストリーミング機能を有効にすれば、簡単にメディアサーバー化できる |
「GB-BXi7-5500」をサーバー化するだけでなく、逆に他のPCのクライアント化させることも可能。常時起動できるPCが一台あれば、メディアを集約できることだろう |
活用方法は千差万別。新型BRIXでPCの新たな使い方を考えよう
ここまで確認した通り、GIGABYTEの「BRIX」新モデル「GB-BXi7-5500」は、"Broadwell"こと第5世代Intel Coreプロセッサを搭載したことで処理能力に磨きをかけた小型PCベアボーンだ。そして、その処理能力に見合わない小さなサイズと消費電力により、これまでのPCとはちょっと違った使い方も可能な、PCの新たな可能性を秘めている。今回は家庭内という想定で思いつく活用方法や設置方法を提案してみたが、工夫次第でこの他にもいろいろな使い方が考えられるはず。より使いやすくなったGIGABYTEの新型「BRIX」で、ぜひPCの新たな使い方を切り開いてほしい。
(マイナビニュース広告企画)
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