タッチだけでなくペンでの操作にも対応
タブレットモデルだから、当然タッチ操作には対応している。しかし指先でのタッチでは細かな操作がしづらいという人もいるだろう。特に、文字を書き込む、図を描くといった操作を行う場合、指先だけでは不便だ。ペン型の入力ツールも、静電タッチ対応のペンを購入するという選択肢もあるが、結局ペン先が太すぎて使い勝手が悪いとうケースもある。その点、「ARROWS Tab WQ1/S」は1024段階の筆圧感知に対応したデジタイザペンを選べるようになっている。
必要十分なインタフェースとストラップホールつき
タブレット製品なのでインタフェースは最小限ではあるが、必要十分といったところだ。
本体の手前側には付属のスリムキーボードなどと接続するための端子がある。右側面にはUSB3.0ポート×1、USB2.0ポート×1があり、さらに電源ボタンや音量調整ボタン、ステータスパネルボタンが並ぶ。ペンホルダーもこの面にあり、ペンを取り付けられるストラップホールも用意されている。
本体左側面には電源コネクタ、microHDMI端子、ヘッドフォン/マイクコンボジャックがある。蓋の内側にはmicroSDカードスロットも備わっている。さらに、こちら側にもストラップホールがあり、本体を支えるためのストラップを取り付けたい場合に利用可能だ。
ディスプレイ上部にはカメラが埋め込まれているが、背面にもアウトカメラがある。指紋センサーも搭載されているから、セキュリティ対策も万全だ。
快適な作業を実現する充実の性能
本体の構成は、CPUにIntel Atom Z3795を採用し、4GBのメモリを搭載した構成だ。ストレージは約64GBのフラッシュメモリを採用している。OSはWindows 8.1 with Bingだ。
Windowsの快適さの尺度となる評価プログラム「WinSAT」の実行結果を、「Windowsエクスペリエンスインデックス」の項目に合わせて紹介すると、以下のようになる。
Windowsエクスペリエンスインデックス(WinSAT)
6.6 | |
5.9 | |
4.4 | |
4.2 | |
7.0 |
Windowsタブレットとしては十分な性能といったところで、実際に使っていてもライトな使い方ならば不自由を感じることはなさそうだった。
唯一残念なのは、ストレージの容量だ。OSの入った状態では、約64GBのフラッシュメモリはあまりにも容量が小さい。ちょっと大きめのアプリケーションをいくつか入れようと思うと、すぐにいっぱいになってしまうからだ。購入したままの状態でネットサーフィンを主目的として利用するのであれば問題ないが、使い続けることを考えると、カスタマイズモデルで約128GBのフラッシュメモリを選択した方がいいだろう。
バッテリー駆動時間は、JEITA 2.0の計測でタブレット単体では約11時間利用できる (スマートキーボードを取り付けた場合は約10.0時間)。JEITA 1.0基準ならばそれぞれ約17時間、約13時間と長くなる。外出先での利用にも不安はなさそうだ。