ハイレゾ対応USBオーディオインターフェースを接続

「E1-2100」に搭載されているオーディオチップは、RrealtekのALC887。こちらはオンボードながらもハイレゾリューションに区分される24bit/192kHz出力に対応している。しかしせっかくオーディオ再生用PCにするからには、ノイズ減であるPC内部に設置されたサウンドチップではなく、外部オーディオインターフェースを使いたい。

今回は24bit/96kHzに対応したUSBオーディオインターフェースであるAUDIOTRAK「PRODIGY CUBE」を用意した。ヘッドフォン出力の音質のみならず、ライン出力や同軸デジタル出力、マイクアンプなども備えた便利な一台だ。もっと拘りたい人は、DSDの再生に対応した製品を選択するのも良いだろう。また高音質再生を体験すべく、ハイレゾ音源配信サイト「e-onkyo music」から24bit/96kHzのFLACオーディオファイルをダウンロード。「JRiver Media Center」をインストールしてWASAPI出力設定を行い、ひとまずヘッドフォンから再生。やはり、ファンレス環境で聴く音楽は素晴らしい。小型の筐体を活かしてリビングに持ち込み、AVアンプに同軸デジタル接続を行ってスピーカーからも再生したが、PCから出力しているとは思えないクオリティで再生が行えた。

AUDIOTRAKのUSBオーディオインターフェース「PRODIGY CUBE」

2系統のヘッドフォン出力のほか、ライン出力、光デジタル出力、同軸デジタル出力などを搭載している

サウンドのプロパティを見てみると、サンプルレート96kHzに対応していることが確認できる

視聴にはFLACの再生に対応した「JRiver Media Center」を使用。WASAPIやASIOの設定も簡単に行える

リビングのAVアンプに接続してスピーカーからも出力。十分に満足のいく結果が得られた

自宅内で移動できるミニコンポサイズのオーディオPC完成!

今回は、ファンレスAPUを内蔵したマザーボード「GA-E2100N」を利用して、シンプル&コンパクトなオーディオ再生用PCを作ってみたが、いかがだっただろうか。小さいは正義。mini-ITXが備える小型という特性を活かせば、オーディオのみならず、これまでのデスクトップPCでは思いつかない、さまざまな用途に対して活用が見出せるはずだ。折しも経済は円安基調だが、こんな年末だからこそスペックに依らない自作が面白い。みなさんもぜひこの機会に自作PCの新たな使い方を考えてみてほしい。

(マイナビニュース広告企画)

[PR]提供: