製品とソリューション対応、環境対応をアピール

さて、展示会場では、ビジネス用途向けの製品とソリューションが中心だ。昨年(2013年)のBrother World JAPANで好評だった、ビジネスソリューション提案をパートナー企業と組み、より具体的に行っているのが特徴的だった。

プライベートイベントということで、競合製品を意識した展示も。価格(本体、ランニングコスト)、速度(印字速度、スキャン速度)、使い勝手(インク交換、NFC/Wi-Fi Direct対応)と、多くの視点で比較が行われていた。

A3ビジネスインクジェット複合機を展示していたエリアの1つ

A3ビジネスインクジェット複合機に用いられるプリントヘッドの世代における変化

ミニステージ実演。中村兄弟の歌舞伎を意識したのか、デモでは黒子が活躍

ミニステージでも「速い」、「安い」、「使いやすい」の三点をアピール。和傘と勘亭流文字も歌舞伎を意識している

ソリューションゾーンは「店舗」、「医療」、「物流」、「オフィス」と4つに分け、パートナーのシステム利用例の提案を行っていた。販社の素材として利用しやすい形態となっており、今年は協力パートナー数を拡大している。

ソリューションゾーンは「店舗」、「医療」、「物流」、「オフィス」の4つ

各ソリューションゾーンには、業種に応じたシステムとソリューションの展示がされていた。全体的に、ブラザーのプリンターやスキャナーと連携した「システム」を構築し、業種に特有の課題を解決したり、業務を効率化したりする提案だ。

店舗ゾーンの展示とバックオフィスの例。ラベル印刷に適したブラザーのプリンター、電話機&FAX搭載のインクジェット複合機などが展示されていた

医療ゾーンでは、カルテ印刷などに適したレーザープリンターが多かった。看護士さんが座っているのは、病院や医院の受付をイメージした例。カウンターに複合機、足下にレーザープリンタがある

物流ゾーンは、バーコード印刷や帳票印刷が主役

オフィスゾーンは、ブラザーのドキュメントスキャナーを使った名刺管理や、ホワイトボードに書いた内容を手軽に印刷・共有できるネットワークボードが便利

ソリューションゾーン「店舗」(左)、「医療」(中)、「オフィス」(右)のお姉さんたち