遮光フードを標準装備し、豊富なインタフェースも用意
最後にデザインにも軽く触れておこう。PG2401PTはベンキューのディスプレイとしては珍しく重厚なスタンドを採用している。動作機構はチルト、スウィベル、昇降、ピボットに対応しており、設置の際の自由度が高い。前述のとおり液晶パネルはIPS方式なので、ピボットで縦長の表示にしても、表示域が見えにくいということもなく、縦位置の写真を閲覧・レタッチする際にも十分に活用できる。 スタンドのベース部分はV字型でしっかりと安定している。これは遮光フードを使用する関係だろう。実のところ、ディスプレイの見え方は外光や室内照明が映り込むだけでかなり違ってしまう。このため、正確な色再現を求めるならばパネル面への外光侵入を極力防ぐ必要があるが、この点についてもPG2401PTは抜かりがない。パッケージには標準で遮光フードを用意しているのだ。それも、おまけ程度の物ではなく、かなりしっかりとした作りになっている。重さもそれなりにあるため、どっしりとしたスタンドベースが必要なのだろう。表示の精度のみならず、使用時の見え方にまで気を配っていることには好感が持てる。
PG2401PTには遮光フードが標準で付属している。フレームを用いたしっかりとした設計のため、歪みやたわみが出ることがない。また、内面には低反射の素材を用いることで、ディスプレイ自体からの迷光が反射するのを防いでいる |
背面のインタフェースは豊富で、D-sub、DVI-D、DisplayPort、ミニDisplayPort、HDMIのソケットが各1つずつズラリと並ぶ。また、ハードウェア・キャリブレーションで必要になるUSBアップストリームも装備している。そのほか、側面にはSDカードスロットとUSBダウンポートを2つ用意しており、測色器を接続するのに便利だ。変わって前面は、パネルの下にエコモード用のセンサーとOSD操作用のボタンが並んでいる。
背面にはD-sub、DVI-D、DisplayPort、ミニDisplayPort、HDMIと、ハードウェア・キャリブレーションで必要になるUSBアップストリームを装備 |
前面には、パネルの下にエコモード用のセンサーとOSD操作用のボタンが並ぶ |
このようにPG2401PTは、高い表示性能の液晶パネルにハードウェア・キャリブレーション機能、扱いやすいスタンド、高機能かつ多機能ながらわかりやすいキャリブレーションソフト、遮光フードなどなど、高品位の表示を求める人にとって理想的なパッケージとなっている。入力系統の豊富さも、複数のシステムを運用する環境では重宝することだろう。高価ではあるが、その分、長く使える製品でもあり、アマチュア層でも買って損はない。
(マイナビニュース広告企画)
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