同機は富士通の直販サイト「富士通WEB MART」の限定モデルで、家電量販店での販売は現在行っていない。また、カスタムメイド対応で、CPUやメモリ容量、ストレージ構成、組み合わせるディスプレイなどを、好みや予算に応じてチョイスできる。

フロントにメモリカードスロット、USB3.0×2、オーディオ入出力を備える。背面にはUSB3.0×2、USB2.0×4、PS/2、オーディオ入出力、内蔵グラフィック・外部グラフィックそれぞれのDVI、D-Sub15ピンを用意(外部グラフィックオーダー時)。サービスコンセントがあるので、ディスプレイに給電可能

8GBのメモリモジュールを4枚搭載し、最大で32GBの領域を活用できる。64ビット環境ではメモリは多めにしたい

さて、前述したようにXPからのリプレースということを考えると、あまりパフォーマンスにこだわらない方が多いだろう。だが、同製品を購入するにあたって、ぜひよく検討してもらいたい項目がある。それは「メモリ」と「ディスプレイ」だ。

まずメモリについてだが、「4GB」「8GB」「16GB」「32GB」のメニューから選択できる。この中からできれば8GB以上を選びたい。というのも、製品に搭載されるWindows 8.1は64ビット版となり、メモリを多く搭載すればするほど、その領域を活用できるからだ。現在、期間限定で8GB以上のメモリが値引きされているので、この機会を逃す手はない。

一方、ディスプレイについてだが、狙い目は「PC-ディスプレイ電源連動機能付き24型ワイドノングレア液晶」。同機に組み合わせられるこの液晶ディスプレイは、解像度が1,920×1,200ドットと、一般的に販売されているフルHD液晶の1,920×1,080ドットに比べ縦幅が広い。わずか120ドットの違いだが、縦長のウェブページを閲覧するときなどに重宝する。また表計算ソフトを多用するユーザーにもこの120ドットは貢献するはずだ。こちらも現在、期間限定で値引きされているので、メモリの値引きとあわせて利用したい。

組み合わせ可能なPC-ディスプレイ電源連動機能付き24型ワイドノングレア液晶。1,920×1,200ドットの解像度はウェブ閲覧などに有利。ノングレアなので、蛍光灯の映り込みなども少なく目が疲れにくい。なおタッチ操作は非対応

富士通 FMV ESPRIMO DH

富士通 FMV ESPRIMO AH