GALLERIA XT-Mならどんなゲームも余裕、Magnate GEでも動作は可

まずはWindows 7に標準搭載されているWindowsエクスペリエンス インデックスの値だが、CPUは同じCore i7-4770なのでそろって7.7と高スコア。メモリはMagnate GEが4GB×1枚のシングルチャネルアクセスなのに対し、GALLERIA XT-Mでは4GB×2枚のデュアルチャネルアクセスとなっているためか、差が現れた。最も大きく異なるのはもちろんグラフィックスで、GALLERIA XT-Mではデスクトップ、ゲームともにWindows 7で計測できる最高値の7.9となり、ゲージを振り切った形だ。

Magnate GE(左)およびGALLERIA XT-M(右)のWindowsエクスペリエンス インデックスの値。Magnate GEでもメモリ2枚の構成にすることで、メモリのスコアは改善が期待できる

ストレージはともにHDDのためスコアは5.9にとどまっているが、これはBTOオプションでSSDを追加すれば容易に引き上げることが可能だろう。両機種ともインテル530、東芝HG5d、Samsung 840 EVO、Crucial M500、Plextor M5Sといった豊富なラインナップを取りそろえており、好みのものを選べる。特にMagnate GEではSSDを追加しても10万円以下で収められるので、もし予算に余裕があるなら、まず強化すべき部分としてSSDを検討するのがいいだろう。

実際のゲームソフトを動かすときの性能はどうか。国内のユーザーに人気の高いゲームとして、「BIOHAZARD 6」「ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア」「ファンタシースターオンライン2」「ドラゴンクエストX」の4タイトルで性能を計測してみた。ゲーマー向けモデルのGALLERIA XT-Mは、さすがGeForce GTX 700番台のグラフィックスカードを搭載しているだけあって、このクラスのゲームなら解像度をフルHD(1920×1080ドット)、描画品質を最高に上げても極めてスムーズな動作が可能な高スコアとなっている。海外製の最新FPSゲームも難なくプレイできるだろう。

一方のMagnate GEはグラフィックスカード非搭載モデルなので、さすがにGALLERIA XT-Mとそのまま比較するのは酷だ。しかし、この中では最も負荷の小さいドラゴンクエストXなら、フルHD解像度においても標準品質であれば「やや重い」程度に収まっているし、1280×720に落とせばいたってスムーズに動作する。ほかのタイトルでも画質を落とせば動作自体は可能なものが多く、とりあえず動けばいいというレベルであれば、CPU内蔵グラフィックスでもゲームができないわけではない。もちろん、ゲームを日常的に楽しみたいのであれば、1万円程度のものでもかまわないのでグラフィックスカードを追加したほうが断然快適だが、とりあえず自分のやりたいゲームがどの程度動くかを試してみて、それからマシンの強化を検討するという順番でも遅くはなさそうだ。

機種 Magnate GE GALLERIA XT-M
BIOHAZARD 6 ベンチマーク 1280×720 1440 15461
1920×1080 758 9675
ファイナルファンタジーXIV:
新生エオルゼア ベンチマーク
キャラクター編
1280×720
【標準品質(デスクトップPC)】
3189 26459
1920×1080
【標準品質(デスクトップPC)】
1504 18738
1280×720
【高品質(デスクトップPC)】
1374 17628
1920×1080
【高品質(デスクトップPC)】
618 10294
1280×720
【最高品質】
16603
1920×1080
【最高品質】
9935
ファンタシースターオンライン2
キャラクタークリエイト
体験版Ver 2.0
1280×720【描画設定1】 8279
1920×1080【描画設定1】 3433
1280×720【描画設定3】 1247 98081
1920×1080【描画設定3】 399 50284
1280×720【描画設定5】 57788
1920×1080【描画設定5】 30227
ドラゴンクエストX
ベンチマークソフト
1280×720【標準品質】 6854 18687
1920×1080【標準品質】 2728 18721
1280×720【最高品質】 4796 18554
1920×1080【最高品質】 1689 18284

また、3DMark VantageやCINEBENCHのCPUスコア部分を見ると、Magnate GEもGALLERIA XT-Mも性能にはほぼ差がない。同じCPUを使用しているので当然の結果だが、CPUパワーに全面的に依存する動画エンコードソフト、画像編集ソフトなどの使用が主目的で、ゲームはブラウザ上で遊ぶものくらいしかやらないということであれば、グラフィックスカードのないMagnate GEでもまったく問題はないだろう。

機種 Magnate GE GALLERIA XT-M
3DMark Vantage
Performanceプリセット
3Dmarks P4393 P30076
GPU SCORE 3438 31138
CPU SCORE 26323 27286
3DMark Vantage
GPU SCORE
1280×720 4855 39797
1920×1080 2180 21693
3DMark 11
Performanceプリセット
3DMark Score P1202 P8280
Graphics Score 1056 8353
Physics Score 5709 8961
Combined Score 1050 7023
3DMark 11
Extremeプリセット
3DMark Score X291 X2901
Graphics Score 260 2642
Physics Score 5899 9370
Combined Score 295 3212
機種 Magnate GE GALLERIA XT-M
CINEBENCH R10
CPU Benchmark
Single CPU 7617
(1分56秒)
7539
(1分57秒)
Multiple CPU 28658
(0分30秒)
28465
(0分31秒)
CINEBENCH R11.5 OpenGL 23.61fps 77.19fps
CPU 8.11pts 8.12pts

以上見てきたように、ハイスペックPC導入の第一歩としては、ディスプレイ込みでも10万円以下に抑えられるMagnate GEは魅力的な選択肢といえるだろう。十分な拡張性が確保されているので、あとからグラフィックスカードや大容量のHDDなどを追加することも容易だ。また、PCを利用する主目的がゲームで、少々お金をかけてでも快適なプレイ環境を手に入れたいというユーザーには、価格と性能のバランスが取れたGeForce GTX 760を搭載するGALLERIA XT-Mが、今買い時のマシンとなっている。また、今回紹介した機種以外にもDiginnos PC、GALLERIAとも、CPUやグラフィックスカード、ケースのサイズなどで多数の製品が用意されているので、予算とニーズに合致する一台がきっと見つかるはずだ。

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