ベンチマークの差は歴然

無事に換装作業が済んで生まれ変わったノートPCの実力を見ていこう。まずはWindows7マシンということで、Windowsエクスペリエンスインデックスを実行してみる。換装前に行ったテストでは、プライマリハードディスクは5.4ポイントだったのに対し、換装後は7.6ポイントへと格段に上昇している。「CrystalDiskMark 3.02 x64」を実行してみた結果はさらに歴然としている。当たり前だが、古いHDDとSSDでは、これほどまでに数値的に違うのかと改めて驚かされる。特にランダムアクセスで、大きく向上しているので、ゲームやアプリケーションの動作など、作業内容によっては著しい効果が得られるはずだ。

左が換装前のWindowsエクスペリエンスインデックス。右が換装後のWindowsエクスペリエンスインデックス

左が換装前のCrystalDiskMark。右が換装後のCrystalDiskMark

そのほか、体感的な速度の向上も得られる。OSの起動時間(電源オンからログインチャイムまで、3回計測の中間値)を計測すると、換装前は約1分8秒だったに対して、換装後は約39秒とほぼ半分になった。オフィスツールとしてWordの起動時間もベンチマークしてみたが、こちらも換装前は約1.64秒だったのに対し、換装後は1.23秒と改善している。もともと、オフィスの立ち上がりがよいマシンだったのだが、コンマ以下の違いであるにも関わらず、筆者には違いが感じられた。

OS起動時間

換装前 換装後
1分8秒17 39秒95

約半分に改善することに成功

Word起動時間

換装前 換装後
1秒64 1秒23

約0.4秒改善することに成功

もちろん、高速でありながら、大容量データの保存も可能というメリットは実作業において、かなりの扱いやすさがある。簡単にいえば、メインで使っているデスクトップPCの環境がそのまま移行されたような感覚だ。デジカメデータを入れておくにしても、以前は迷いながら余ったスペースをやりくりしていたが、今後はそんな心配もなくなる。ストレスというには大げさだが、そうした迷いがなくなるだけで、二世代前のPCが生き返り“使える”ノートPCになったことは大いに賞賛したい。

SSD+HDDかデュアルドライブか?

最後になるが、筆者の感想ではノートPC派には間違いなくおすすめできるのがWD Black2 デュアルドライブという結論だ。ベイの制約や、HDD領域の解放など、一部制約があるのは致し方ないとしても、SSDとHDDを古いノートで両方とも使いこなせる製品はニーズがあるにも関わらずいまだかつて存在しなかった。その点だけでも、この製品は画期的といえるだろう。

デスクトップPCへのニーズだが、これは省スペース派にはうってつけといえる。現在、デスクトップPCのストレージへのニーズは、完全にSSDとHDDをそれぞれ単独で導入する方へ向かっている。それはそれで構わないし、それぞれの容量やチップなどの違いを楽しむこともできる。

しかし、デスクトップPCといっても幅広く、中には省スペース筐体を使った小型PCも人気だ。その場合、2.5インチベイを利用して自作することも多く、そうした用途にもWD Black2 デュアルドライブは最適といえる。さらに、通常の形状でもすでに光学ドライブでベイが埋まっていたり、ファンコントローラーなどの存在によって、ディスクスペースが不足気味であったりするケースも多い。そうした、「省スペース」をいかに効率よく使っていくかと考えた場合、デスクトップPCにもWD Black2 デュアルドライブへのニーズは確かに存在するのだ。

こんなストレージが欲しかったという声から生まれた画期的製品WD Black2 デュアルドライブ。ある意味、久しぶりに良い意味で“とんがった存在”が出てきたなと素直に感じられる。こうした製品を使いこなすことも、ユーザーの醍醐味。ニーズが合う人、あるいは興味がある人はぜひ試していただきたい製品だ。

(マイナビニュース広告企画)

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