予算を気にせず欲しかったマシンを選んでみる
PC好きなら誰でも夢見る超絶ハイパワーマシン。「景気が悪いから…」「もう少し我慢するか…」などといっていたのは、去年までのこと。景気が上向きになりつつあると言われる今、一切の妥協を捨て去って、思い焦がれていたあのマシンを買うときが来たのである。もちろん、資金はそれなりに必要となるが、そこはそれ、自分に対する投資という理由もさることながら、「日本の景気はおれが押し上げてやる!」ぐらいの心意気で望みたいところだ。
そう考えると必然的に選ぶべきPCは限られてくる。特に自分好みのデバイスを組み込んでいくにはBTOを中心とするのが賢い選択だ。一から自作する方法も考えられるが、やはり保証や稼働チェックなど、一定のリスクをBTOメーカーが受けてくれるのは心強い。CPUやグラフィックスカードの新モデルが出揃い、ボーナスが支給されて少しフトコロが暖かい今がまさに買い時! 日本の明るい未来のためにも、ここはひとつゴージャスに行こうではないか。
■前回の記事はこちら
【特別企画】夏のボーナスアップした!? アベノミクスに乗っかって欲しいPCをゲットしよう! -お買い得選び編-
http://news.mynavi.jp/kikaku/2013/07/24/003/index.html
CPU | インテル Core i7-3820 |
チップセット | インテル X79 Express |
メモリ | 32GB |
ストレージ | 2TB HDD |
グラフィックス | NVIDIA GeForce GTX Titan(6GB)×2(SLI) |
OS | Windows 8 Pro 64bit |
価格 | 419,790円(税込) |
PCのモア・パワーは"何をしたいか?"で決める!!
ハイパワーPCと言っても、デバイスの組み合わせによって性格がかなり異なる。例えば、本格的な動画編集や3Dモデリングなどに特化させる場合は、CPUとメモリを増強させるべきだし、ゲームで本領を発揮させたいのであれば、グラフィックスカードの強化は欠かせない。無作為にハイエンドのデバイスを並べるのも悪くないが、その場合はコストを度外視する必要が出てくるのだ。
ここではゲーミングPCとしてトップレベルにあるマウスコンピューターのG-Tuneブランドを見てみよう。同ブランドの「MASTERPRICE i550シリーズ」で選べるCPUは、インテル Core i7-3820と、同じくi7-3930Kである。CPUベースで考えれば、当然のごとくi7-3930Kのほうがパフォーマンスは上だがコストは高くなる。オプションで選ぶと39,900円分上乗せされる計算だ。例えばPCのパフォーマンスを優先するのであれば、グラフィックスカードにはこだわらずに、ベースとなる「ブロンズモデル」を選択し、CPU、メモリをアップグレードさせれば良い。
一方、ゲーミングに特化させたいケースではどうだろう。同シリーズにはNVIDIA GeForce GTX Titanが搭載できる「シルバーモデル カスタム」がある。現状でハイエンド中のハイエンドにあたるグラフィックスカードなので、これを選択しておけば負荷の高い最新ゲームを走らせたとしてもストレスを感じることはまずない。更にいえば、翌年、翌々年リリースされるであろうハイスペックを要求する最新3Dゲームでも安心して遊ぶことができる(これはあくまでも筆者の感だが、向こう3、4年は楽勝だろう)。
最新の3Dゲームを余裕で楽しもうと思えば、現時点の安全パイとしてはNVIDIA GeForceであればGTX 770、780辺りが妥当ではある。同シリーズのGTX 770搭載モデルである「ブロンズモデル カスタム」の価格が199,500円。「シルバーモデル カスタム」が289,800円であることを考えれば、その価格差は約9万円だ。先ほどCPUのオプションコストについて触れたが、BTOをベースにしたPC選びの最大のコツはこの差額をどう捉えるか、資金をどこに厚くしていくのかで決まるといっても過言ではない。自分のやりたい事を明確にして、最良の選択をすることで、高い満足度を得ると同時にPCの延命を図ることできるというわけなのだ。
いやいや、もう少し上にも手を伸ばしてしまおう!
ゲーマーであれば誰でも考えることだが、ハイエンドグラフィックスを手に入れれば、それだけでもはや敵は無いも同然だ(?)。しかし、この世界は上には上が居る。ようやくハイエンドグラフィックスを手に入れても、何故か負けてしまうことがあるのだ。「いや、絶対におかしい。アイツの使っているマシンは自分の物よりスペックが上だからだ」と考えるのは至極当然。むしろ健康上、非常に健全な考え方といえないこともない。
ハイエンドグラフィックスを手に入れつつさらに上をいくには、グラフィックスを重ねるしかない。そう、デュアルグラフィックスを使って、もう自分に言い訳できなくする、もとい、テクノロジーの力を駆使して連戦連勝の道を行くのが正しいゲーム道だろう。
その夢を叶えてくれるのが、「MASTERPRICE i550シリーズ」の「ゴールドモデル」だ。CPUはインテル Core i7-3820、メモリ32GBというゴージャスな仕様をベースに、グラフィックスカードはNVIDIA GeForce GTX Titanを2基搭載し、SLIで稼働させるウルトラハイスペックがウリである。
もちろん、その分値段は張る。だが、419,790円という価格はそのウルトラハイスペックと対価だと思えば非常に納得である。更に同モデルであれば、マウスコンピューターの保証やサポートが受けられるのも大きなメリットだ。長く使うことになるマシンなので、やはりこうした補償関連のサービスが充実しているのは非常に安心できる。まさに一切の妥協なし! 日本の景気はおれに任せろという心意気にぴったりのスペシャルPCなのだ。
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