マザーボードのグレードアップも視野に入れよう

ASRock Z77 Extreme3が標準のマザーボードとなっている。ゴールドコンデンサを採用した上位モデルに変更するのもありだ

CPUはLGA1155のCore i3、Core i5、Core i7が用意されている。予算を低くしたいというのならCore i3という選択もあるだろうが、やはりインテルZ77を活かすのならば、倍率変更が可能なKナンバーがついたCPUを選びたい。GZ2100Z77では、Core i5-3570K(3.40GHz)とCore i7-3770K(3.50GHz)の2種類が選べるようになっており、前者を選んだ際のベース価格は65,160円、後者を選んだ際のベース価格は74,350円となる。パフォーマンスを求めるのなら後者だが、価格とのバランスを考えた場合、前者の方がよいだろう。もちろん、オーバークロックをしないというのであれば、KナンバーのついたCPUでなくてもかまわない。


SSDキャッシュで高速リードを確保

3.5インチシャドーベイは4基用意されている。試用機はマウンタに取り付けられた2.5インチSSDと3.5インチHDDが1基ずつという構成

ストレージのカスタマイズメニューも多彩で、500GB~2TBのHDD、60GB~480GBのSSDから選択できる。理想的なのは、起動ドライブにSSDを選び、データ記録領域に大容量HDDをセレクトするという構成。だが、購入しやすい価格のSSDは容量が小さく、システムドライブにするには心許ない。かといって大容量SSDは高額過ぎて手が出ないといった不安を持つユーザーもいることだろう。そうした方々に注目してもらいたいのがSSDキャッシュのオプションだ。これはインテル スマート・レスポンス・テクノロジーを活用した技術で、SSDをデータの一時キャッシュ領域として利用するもので、SSD単体を起動ディスクにした場合に迫る読み込み速度を実現する。しかもSSDはキャッシュ領域として利用するためのものなので、大容量を必要とせず、安価な予算でパフォーマンスアップが期待できる。なお、キャッシュ用として選べるSSDは60GB、64GB、20GBの3種類となっている。