ランダムライトのIOPSはSSD 830の約2.5倍に達する
次に、SSDに特化したベンチマークソフト「AS SSD Benchmark 1.6.4237.30508」を利用して、より詳細なテストを行ってみた。転送速度の計測では、SSD 840のシーケンシャルリードが508.32MB/s、シーケンシャルライトが234.75MB/sなのに対し(図5-3)、SSD 830ではそれぞれ503.48MB/s、321.97MB/sとなり(図6-3)、CrystalDiskMarkの結果と似た傾向であった。
IOPS(1秒当たりに処理できるI/Oアクセスの数)を比べると、4K-64ThrdでのSSD 840のリードは87,302 IOPS、ライトは50,742 IOPSであるのに対し(図7-4)、SSD 830のリードは69,754 IOPS、ライトは20,121 IOPSと(図8-4)、リード、ライトともにSDD 840が大きく上回った。特にライトは2.5倍以上にもなっている。IOPSは、ファイルの読み書きを頻繁に行う際の快適さを左右する指標であり、SSD 840が実使用において高いパフォーマンスを持っていることが分かる。
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