液晶パネルには、LEDバックライトのVAパネルを採用している。画面サイズは24型ワイド、解像度は1,920×1,080ドットのフルHD対応だ。輝度は250cd/平方メートル、コントラスト比は3,000:1だが、DCR(ダイナミックコントラスト)をオンにすると、2,000万:1までハイコントラストになる。通常はDCRをオフで使い、写真や動画を鑑賞するときオンにすると効果的だ。後述する「画像モード」機能によって、写真モードや動画モード、およびDCRのオン/オフを手軽に切り替えられる。

画面を90度回転した縦長画面でも使用可能(ピボット機能)

スタンドは高機能だ。上20度/下5度のティルト、左右90度のスイーベル、130mmの高さ調節、ピボットと、まさにフル機能を備える。ピボットは、画面部分を90度回転して縦長表示(1,080×1,920ドット)にする機能だ。Webブラウズやワープロソフトの文書編集などが快適になる。

横から見た「BL2400PT」。インタフェース類は配置されていない

視野角は上下左右とも178度と広く、VAパネルの良好な視野角特性もあり、多少は斜めから画面を見ても色の変化が少ない。応答速度(黒白間)は25msだが、独自のオーバードライブ機能である「AMA」(Advanced Motion Accelerator)によって、中間調(GTG)の応答速度を8msに向上している。

映像入力インタフェースは、HDCP対応DVI-D、D-Sub、DisplayPortの3系統だ。DisplayPortの搭載が特徴的で、最近はDisplayPort出力を備えたグラフィックスカードも増えている。補足すると、DisplayPortは1本のケーブルで映像と音声を転送でき、DVIの後継と位置付けられるインタフェースだ。取り扱いはHDMIとほとんど同じで、DisplayPort/HDMIの変換アダプタを利用すれば、HDMI出力をBL2400PTのDisplayPortに入力することもできる(BL2400PTに限らず、DisplayPort/HDMI変換アダプタで正しく映らない場合もある)。

背面のインタフェース類。DisplayPortの搭載が特徴的

ボタンは下側から押す。画面部分の左右下部には、1W + 1Wのステレオスピーカーが下向きに内蔵されている