Windows 7の起動スピードについては、かなり速いなというのが第一印象。それもそのはず、今回のレビューに使用した試用機は起動用ストレージとしてSSDを搭載し、搭載CPUはIntel Core i7-980X エクストリーム・エディションに変更してあるというもの。しかもメモリーは24GBと最大容量が搭載されていた。現在考えられる最高の組み合わせといっても過言ではないだけに、文句の付けようがない。

エクスペリエンスインデックスでは7.5。最高値が7.9ということを考えれば、驚異的なスペックと言える

とはいえ、起動スピードだけでは感覚的にしかわからないので、さっそくベンチマークを計測してみた。まずはこのパソコンが推奨となっている「ファイナルファンタジー XIV」のベンチマーク、「ファイナルファンタジーXIV オフィシャルベンチマーク」の結果は下表のとおりとなった。

ファイナルファンタジーXIV オフィシャルベンチマーク
High 2408
Low 4707

推奨モデルであり、しかもCPUをグレードアップした構成なので、結果にはかなり期待していたのだが、思っていたほどの数値ではなかった。グラフィックボード2枚差しのSLI環境や、CrossFire環境に比べると、それなりの値である。とはいえ、これは少し期待度が高すぎたというところ。Highで2408、Lowで4707という結果は十分すぎるほどの数値で、グラフィックボード1枚差しの環境としてはかなり高い数値。プレイになんの支障もないことは付け加えておきたい。

念のため、「Vana'diel Bench 3」のベンチマークテストも行なってみたが、こちらは下表のように文句なしの好成績だった。HighでもLowでも軽く10,000を越える結果はさすがといったところだ。

Vana'diel Bench 3
High 10674
Low 12465

「3DMark06」のテストでも、一般的に「重い」と言われているのが嘘のように高いフレームレートを叩き出し、結果は以下の通りとなった。トータル20,000オーバーの結果は、ほとんどのPCゲームが快適にプレイできると言っても問題ないだろう。

3DMark06
3DMarks 10674
SM2.0 Score 10674
HDR/SM3.0 Score 10674
CPU Score 12465

トータルバランスとしての評価を見てみるため、「PCMark05 Vantage」も実行してみた。こちらもやはり高い数値を残しており、一般的な使用で遅いと感じることはまずないだろうと予測できる。

PCMark Vantage
PCMark Score 18765
Memories Score 10941
TV&Movie Score 6851
Gaming Score 21848
Music Score 19020
Communications Score 17509
Productivity Score 21016
HDD Score 33068