本製品の筐体はマイクロATX規格で、ピアノブラックを基調とした光沢のあるフロントパネル部分が特徴的。周囲に「メルロートリム」と名付けられた赤いシャーシがはめ込まれ、洗練されたイメージを醸し出している。中心に位置するHPロゴは電源をオンにすると発光し、フロント右上部には電源やハードディスクのアクセスランプが用意されて稼働状態が一目でわかるようになっている。

電源ボタンは本体上面にある。ボタンは電源を入れると白く光る

電源が入っているときは本体フロントパネル中央のロゴ部分が光る

上部にはUSB 2.0ポートが2基と15 in 1メディアスロットが配置され、使い勝手はかなり良好。その下には光学ドライブが配置され、試用機にはDVDスーパーマルチドライブとブルーレイドライブの2台が装着されていた。携帯型のハードディスク「HP Pocket Media Drive」専用のスロットも用意されているので、別途購入すれば簡単にハードディスクを追加できる。

15in1のメディアスロットが用意されているため、データのコピーなどがすぐに行なえる

HP Pocket Media Driveがあれば、挿入して内蔵ハードディスクとして使用できる

前面の下部分は左半分がトビラになっていて開閉可能。この中にはUSB 2.0ポートとヘッドホン出力端子、マイク入力端子が用意されている。使わないときはトビラを閉じておけば、ホコリの侵入なども防いでくれる。天板に当たる部分は、デジタルカメラやミュージックプレイヤーなどを置けるように、くぼみがあるユニバーサルトレイとなっている。

前面下部のコネクタは、使用する際だけトビラを開ける。普段は閉じられているため見た目を損なうことがない

背面には各種のコネクタ類が並ぶ。eSATA、IEEE1394などにも対応しているので、拡張性は十分といえるだろう。拡張スロット部にあるUSBポートは、USB 3.0に対応している。キーボード・マウスはいずれも有線式のUSB接続で、キーボードの右上にはボリュームコントロールのボタンが用意されている。

背面の下段部分には、サウンド関連、USB 2.0ポート、IEEE1394ポート、eSATAポート、有線LANポートなどが並ぶ

電源ユニットの下、拡張スロット部にあるUSBポートはUSB 3.0対応だ

キーボード右上にはボリュームコントロールが用意されている