――以前もお伺いしましたが、『60日のシンデレラ』はアニメでは不可能なことを表現するというコンセプトがあるわけですが、やはりそろそろ動かしたくなってきたのではないですか?

シンデレラのイラストを意識して……

稲垣P「いやあ、動かしたいですけどね……。今回の亜方さんのイラストもそうですが、やはりイラストってすごいなと思うわけです。肌の微妙な塗り方なども、アニメも追いかけてはいますが、やはり何歩も先にいかれてるなって」

――アニメだとどうしても制約がありますからね

稲垣P「でも、素敵な絵を見ていて、やっぱり動かしてみたくはなります」

荒浪「動かしてほしいなあ(笑)」

――今後、第4弾、第5弾と続いていくと、そういう話も出てくるのではないかと思います

稲垣P「アニメを作っている人間としては、やはり動かしたくはなるのですが、それと同時に、イラストレーターさんのすごさを紹介したいという気持ちも強いんです。テレビの画面を通してですが、こんな大きなサイズでイラストを観られる機会というのはあまりないですから」

――大画面で観る迫力というのは相当なものですよね

稲垣P「動かない絵を通して、観ている方にさまざまな想像をしていただきたい。まずはそれが第一ですね。そして、声優さんとのコラボから生まれる魅力。荒浪さんをはじめ、声優の方の魅力的な演技によって、観ている方の想像がさらに広がっていく……。それによってさらにハードルが上がって、自分たちの首を絞めていくような気がしないでもないのですが、少しずつ遊びながら、できる範囲を広げていけたらいいなと思っています。やりすぎて怒られない程度に(笑)」

――それでは最後に、視聴者の方へのメッセージをお願いします

荒浪「60日間、この子と一緒に、深夜0時になる前の10秒間を楽しんでください。『シンデレラ』というのは女の子の憧れでもありますが、男女問わず、皆さんと一緒に、ドキドキできたり、ワクワクできたり、キュンキュンできたりする、密度の濃い10秒間になればいいなと思っています。よろしくお願いします」

稲垣P「第1弾、第2弾もそうでしたが、第3弾は本当に見逃すと損するぞ! っていう作品になっています。毎日10秒という短い時間ですが、その10秒間でいろいろなことを想像していただける、すごく楽しい作品を荒浪さんと亜方さんと茉森さんに作っていただけたので、ぜひ実際に観て、想像して、楽しんでいただけたらうれしいです。ぜひ一度、ご覧になってください。よろしくお願いします」

――ありがとうございました


亜方逸樹氏の可愛いイラストと、茉森晶氏の巧みな脚本、そして荒浪和沙の魅力的な声……そんなコラボレーションが楽しめる『60日のシンデレラ』は、「キッズステーション」にて毎日深夜23時59分 50秒より放送中。テレビの番組表などには載らない枠なので、まだ観たことがない人は、注意深くチェックしてほしい。なお、今回のシンデレラは1月31日までの放送予定。その後の展開については、続報を楽しみにしたい。

また、公式サイトではシンデレラの名前募集のほか、亜方逸樹氏と茉森晶氏を加えた対談の模様が紹介されているので、こちらもチェックしてみよう。

(C)Kids Station Inc. All Rights Reserved.