自分ができていること、やりたいことを見える化しよう
ノートを開いたら、まず初めに「毎日」「週ごと」「月ごと」「数ヶ月ごと」「年ごと」に分けて、自分ができていることを黒いペンで書き出します。夕食作り、お風呂、洗濯など当たり前のようにやっていることからほんの些細なことでもOK。「意外と自分ってこんなにたくさんのことをやっているんだ」とまずは気づいてほしいと思います。
それが終わったら、項目ごとに「今できていないがやりたいこと」を好きな色のペンで書き出してみてください。他の人にノートを見せる必要はないので、ちょっとこそばゆいなぁと思うようなことを書いてもいいです。
そして最後に、やりたいことを実現させる方法を考えます。
例えば「毎日筋トレ・ストレッチをしたい」と思ったら、それを実現している姿をイメージしながら(例えば、寝る前に10分、子どもに邪魔されずリラックスした状態で行う)それを可能にするためにはお風呂に早く入り、下の子に邪魔をしないようにお願いし、ヨガマットを用意する必要があるなと考える……といった具合です。
所要時間はどれくらいか、いつ・どんな風にすれば出来そうか、実行するために必要なことは何か、助けてくれる協力者や事前に用意しておくものはあるか……下の表のように書き出してみましょう。
子どもが生まれると、家事・仕事以外の時間は自由だった生活に育児が加わります。その結果、産前通りに家事や仕事ができなくなってしまいます。時間には限りがあるため当たり前のことなのですが、多くのワーキングマザーは「できないこと」「できなくなってしまったこと」にばかり目が向きがちです。そしてできない自分に対して、ものすごくマイナス評価をしてしまっています。
このノート術では、すべてを今まで通り100%では出来ない状況で「できていること」に目を向けて加点評価をしていってほしいと思います。
もしかしたら、やりたいことに関しては出てこない、書き出すことができないという方がいらっしゃるかもしれません。でも、大丈夫です。「やりたいことが出てこない」という事実、"どうせやりたいことがあっても実現できないだろう"と諦め癖がついていることに気づけたことが第一歩!
まずは一つからでもアクションプランに沿って実現していく中で、自分は何が好きで、何が得意だったか、少しずつ思い出していって、やりたいことが次々と出てくるようになると思いますよ。