山下さんからのアドバイスは……?
今まで関心の持てなかった仕事について学べるチャンス。サポート職でも、アグレッシブな業務で培ったスキルや着眼点を持っているみさきさんだからこそできる仕事が、必ずある。
山下さん: 「今は踏ん張りどころ、自分がやりたい仕事ができる日までがんばる」。これってとっても力強い言葉です。そんな風に思える人ばかりじゃないし、「いやだいやだ」しか目に入らなくなってしまって、現在の仕事を続けられなくなる人も多いので、その強い気持ちを応援していきたいなって率直に思いました。
もちろん産前のような仕事ができないことに対して、残念な気持ちはありますよね。ただ、業務内容は変わっても、「実際に人と会って話しながら、営業戦略を考えていく。自発的に行動していく」のが得意だからこそ、できる仕事は絶対にあります。
今の仕事は「どうサポートしてもらったら営業としてのパフォーマンスが出しやすいのか」「保守的な代理店さんがどういう思考回路で仕事をして、成果を出しているのか」を知るチャンス。みさきさんならではの着眼点で、今の仕事を腐らずにやれば必ず評価されるし、次のステップへ進むときに自分の意見が通りやすくなります。
みさきさん: "私ならではの着眼点を持って仕事を"と言う言葉にハッとしました。出産を経験しなければ、絶対に今のような仕事はしなかっただろうと思うと、今のポジションになったことにがっかりせずに済みそうです。
山下さん: “現状維持”の仕事をしている人には、見方を変えれば成果を継続的に出し続ける“いぶし銀の技”があるのかもしれませんから、そこを紐解いていけば、きっとみさきさんの糧になります。それは、嫌だなぁと思いながら目の前の仕事をしている人にはきっと持てない観点。"このポジションでがんばってみよう"と思えるからこそ、得られるものだと思います。