生活導線を考えた収納へ

次にクローゼットの中身をいったんすべて出して、仕分けしていきます。上の段の引き出しは奥行きが短く、下の段の引き出しは奥行きが長かったのですが、seaさんは上下を入れ替え。保育園の持ち物などを詳しく聞きながら、収納していきます。

  • いったんすべてのものを出して収納を見直す

seaさん:ショップ袋は結構しっかりしているので、引き出しの中の仕切りに使えるんです。ここには長男くんの習いごとの服をまとめました。

  • 洋服などのショップ袋を中に折り込んで仕切りに活用

鈴木さん:これいいですね! ショップ袋って使わないのになかなか捨てられなかったのですが、これなら高さも自由に調節できて使いやすい。

結果、クローゼットの中はこのようになりました。

  • Before→After

今回の改善ポイントは以下です。

・ショップ袋などを使って引き出しの中を細かく仕切る
・長男の服を取り出しやすい一番下の引き出しに。2つを引き出すだけで朝の準備ができる
・毎日使うカバン類や保育園用のオムツを目線の高さに
・引き出しの奥のスペースに使わないおもちゃなどをまとめて収納

  • 開けたときに目立つ場所にはシンプルな収納ボックスを(後日購入)

  • 長男が朝選ぶ服を一番したの引き出しに。引き出し自体も軽くなったので子どもでも引き出しやすい

seaさん:子どもが使うものは子どもの高さに、大人が使うものは大人の高さに入れました。同じタイミングで使うものを、「幕の内弁当」のように同じ場所にまとめています。サイドの隙間はデッドスペースになりがちですが、へたりにくい収納ボックスを使うと収納しやすくなるのでオススメですよ。

鈴木さん:長男が使うもの、次男の保育園バッグに入れるものがそれぞれまとまっているので、登園準備なども楽になりそうです! サイドやカバンのごちゃごちゃ感がなくなったので、来客の時でも気兼ねなく開けられますね。全然ものを捨ててないのにスッキリするなんて驚きです。

  • よく使うカバンを目線の高さに。すぐ下の引き出しにはハンカチやマスクなどの衛生用品をまとめた

  • 引き出しの中はショップ袋などを使って細かく仕切った

seaさん:ものを捨てるばかりではなく使用頻度によってしまっておくことで、整理も進みやすくなります。お子さんの遊ぶ導線やお片付けの仕方も考えながらアドバイスさせていただきました。

こうして約3時間のサービスが終了。今回はクローゼットの収納ということでしたが、おもちゃスペースまで見直すことができました。その後、クローゼットの使い勝手はどうだったのでしょうか?

鈴木さんによると、上のお子さんはおもちゃスペースについて「ブロックが使いやすい! 」と大喜びだったのだそう。おもちゃが減っていることについてはあまり気にしていなかったということで、「おもちゃを減らしてもまったく問題なかったです」と鈴木さん。

またクローゼットについても、「よく使うものが目線の高さにあって、とても使いやすいです。長男も、一番下の2つの引き出しだけで朝の準備ができるので、『靴下がない』といったこともなくなりました。なにより、ものが整理されて開けたときの“スッキリ感”が一番うれしいです! 」と話していました。

生活導線を考えた整理収納や紙袋を使った収納アイデア、また、奥行きを立体的に活用した収納方法など、目から鱗のアドバイスをたくさん聞くことができた今回のサービス。クローゼット以外にも、キッチンやワークスペースなどさまざまな箇所の相談ができるそうなので、気になった方はぜひ活用してみてください。