便利な機能も満載、iPhoneとのエアドロも

「Find X8」はほかにも、グラファイトシートと大型ベイパーチャンバーによる高い冷却性能、5,630mAhの大容量バッテリー、有線で80W、ワイヤレスで50Wの急速充電性能などの機能を備えています。マグネットは内蔵されていませんが、マグネット内蔵の専用ケースを使えばQi2互換のワイヤレス充電で、iPhoneのMagSafe対応機器を使えます。

IP69という80度のお湯にも耐える防水性能、Corning Gorilla Glass 7iなどによる耐衝撃性能など、タフネス性能が高いのもうれしいところ。

iPhoneとのワイヤレスデータ共有機能を搭載している点も興味深いところです。別途「O+ Connect」アプリをiPhoneにインストールする必要はありますが、同じOS上でしかデータ交換ができないAirDropやクイックシェアとは異なり、Androidの本機とiOSのiPhoneの間でデータ交換ができます。

  • iPhoneとの共有1
  • iPhoneとの共有2
  • 画像の共有機能から、Android向けの「Quick Share」と並んで「iPhoneで共有する」という項目があります(左)。iPhone側にアプリをインストールしておけば、共有相手としてすぐに発見されます(右)

  • iPhoneとの共有3
  • iPhoneとの共有4
  • iPhone側の「O+ Connect」アプリでの表示。「Find X8」が発見されると画面上に表示されます。右の画面では端末の先端を合わせるようにタッチしていますが、特に先頭である必要はないようです

  • iPhoneとの共有5
  • iPhoneとの共有6
  • iPhoneとの共有7
  • 「Find X8」側のホットスポットにiPhoneから接続することで転送します(左)。接続すると「Find X8」側に通知が表示されます(中央)。右はiPhone側で画像を受け取った場合の通知。そのまま標準の「写真」アプリで確認できます

使い方はAirDropやクイックシェアとそれほど大きな違いはありませんが、この機能でiPhoneと画像を共有する場合は最初に位置情報やデータへのアクセスなどにやたら許可を出さなければならない手間があります。また「Find X8」側のWi-FiにiPhoneを接続するため、最初に少し時間がかかるという面倒もあります。

ただ、いったん接続すればデータ共有は高速。正直なところ、OPPOとGoogleが協業し、この機能をクイックシェアに取り込んでOS標準でiOSとのデータ交換ができるようになれば(もしくは単純にAirDropとクイックシェアの相互接続ができるようになれば)いいと思います。


「OPPO Find X8」はHasselblad監修のカメラ性能が大きな売りのカメラスマートフォンですが、サイズ感を含めた使い勝手も優れていて、カスタマイズOSであるColorOSもだいぶこなれています。

例えばIIJmioで購入するのであれば、2025年2月3日までの期間限定ながらMNPなら10万円を切る94,800円という圧倒的なコストパフォーマンスも見逃せないでしょう。タイミングがあえばぜひ検討したい製品です。