コンビニやスーパーの売り場で見かける「プライベートブランド」(PB)商品。同じ売場でその界隈の「定番」と並べられていることもありますよね。「えー、どっちを買うべきなんだろう」って悩んだ経験はありませんか?
そこで、PB商品と「定番」を比較してみようじゃありませんか、という当企画。
第6回となる今回(→第5回)のテーマは、健康的な食生活に欠かせない「プレーンヨーグルト」です。日本最初のプレーンヨーグルトとして1971年に登場した「明治ブルガリアヨーグルト LB81プレーン」(※当時は明治プレーンヨーグルト・以下明治)と、セブンイレブンのPB「7プレミアム プレーンヨーグルト 400G」(以降はセブンPB)、そしてイオンのPB「プレーンヨーグルト」(以下ではイオンPB)の3者を比べてみます。
メーカー
まずはいつものごとく、各商品をどのメーカーが作っているのかを確認しておきましょう。
・明治 明治
・セブンPB 高梨乳業
・イオンPB 古谷乳業
高梨乳業は横浜市に本社を構える1946年創業の企業で、牛乳や生クリーム、ヨーグルトなどの製造販売を行っています。おそらくスーパーマーケットなんかですと「タカナシ」表記のほうがおなじみかもしれません。
一方の古谷乳業は、千葉県千葉市に本社のある1945年創業の企業で、こちらも牛乳や乳飲料の製造販売を行っています。古谷乳業といえば、何といっても牛乳瓶の「フルヤ牛乳」のイメージがありますね。
なお、明治は1916年に設立(前身の「東京菓子株式会社」)ということで、どの企業も非常に歴史のある老舗企業となっておりますね。“乳製品界の長老”たちによるバチバチ対決と考えると、こりゃあ楽しみだぞ。
価格
続いては、価格差をみてみましょう。
・明治 205円(※セブンイレブン価格)
・セブンPB 184円
・イオンPB 118円
おおっと、価格で見るとけっこうな違いがありますね。一番差が開いた明治とイオンPBで87円。ということは、明治はイオンの約1.7倍の価格設定ということになります。ちなみに、2番目に高いセブンPBとイオンPBを比べても1.56倍の差がありますので、イオンPBだけがぐぐっと安いということになりますね。ほほー。
この価格の理由が公式サイトに書いてありまして、説明によると、イオンPBは「脂肪分を減らして、コストを下げました」とのこと。なるほど、他製品では入っている脂肪分を減らして、その分安くなっているということなのかな? これはいろいろな面で影響がありそうですね。ということで、続いては栄養成分表示などを確認してみましょう。