――10年以上活動されていますが、今のお仕事に対する思いもお聞かせください。
あんまり深く考えてなくて、楽しい仕事をさせてもらってありがたいなという感じです。「こういう仕事をいただきました」と教えてもらったら、「やったー! 仕事もらえたんだ」とすごくうれしくなりますが、余韻に浸る時間はめっちゃ短くて、「ほかに何かない!?」って聞きたくなるんです。次から次に生きていきたくて、「早く早く!」「次!」って。
――お仕事に対する意欲がすごいですね。
ずっと欲望が尽きなくて。欲深い人間なんです(笑)
――今、欲しいものは?
キティちゃんの50周年の年なので、とにかく家の中をキティちゃんで埋め尽くしたいです。好きすぎて。仕事に関しては、全部ください! という感じです。
――芸人としてのお仕事のみならず、女優業、さらに監督業など、幅広く活躍していきたいとのことですが、お笑いにおいては今後どうなっていきたいと考えていますか?
お笑いは生きているだけでいいんです。生きているだけでお笑いになると思っているので。ハリウッドスターになれたら、すごすぎてお笑いじゃないですか。アカデミー賞を取れたら、それもすごすぎてお笑いになる。だから、すごすぎるところに行きたいです。しょうもなすぎても笑えますし、とにかく全部お笑いになればいいと思っています。
――2024年も終盤になってきましたが、今年はご自身にとってどんな年になっていますか?
Jumping up to the world! 世界に向けて大きな一歩を踏み出す一年です!
――ダンプ松本さんを演じた『極悪女王』が大ヒットし大きな話題に。
ありがたいです。歩いていたら皆さん『極悪女王』のことを言ってくれてうれしかったです。
――改めて『極悪女王』はご自身にとってどんな経験になりましたか?
もう本当にすべてが変わりました。全部としか言いようがないんですけど、出会った人もそうですし、見ていただいた皆さんとの出会いもそうですし、自分が売れたいとか関係なく、この作品がなかったら全然違う生活をしていただろうなと、この作品に出て本当によかったと思わせてくれたありがたい作品です。
――先ほど、これからは復讐ではなく楽しさを大事にしていくというお話がありましたが、『極悪女王』も気持ちを切り替えられた一つのきっかけになったのでしょうか。
そうですね。ありがとうという感じで、感謝やうれしいという気持ちが増しました。