3rdアルバム『Circus Funk』には全11曲が収録され、豪華ゲストが参加している。「TATTOO(feat. 中森明菜)」では、中森の名曲「TATTOO」を2人で歌唱。中森は香取からのオファーに快諾してくれたという。
「もともと『TATTOO』が好きで、いつかカバーさせていただきたいと思っていたんですけど、この『Circus Funk』で今じゃないかと。そして、カバーさせていただきたいと連絡する時に、もう1個欲を。その頃YouTubeで明菜さんを久々に見られて『TATTOO』も歌われていて、そのタイミングでカバーを頼む時に、『できるならば一緒に歌ってくれませんか?』と付け加えさせてもらったら『ぜひ』と返ってきて、いざOKをいただくと『本物なのか!?』『大丈夫か!?』と半信半疑になりました(笑)」
ドキドキしながらレコーディング当日を迎え、会った時に「どうして今回来てくれたんですか?」と聞いたら、「香取くんに言われて来ないという選択はない。ずっと見ていたから応援していました」と言ってくれたそうで、「もう感動ですね」と喜ぶ。
レコーディングでは向かい合って歌唱したという。
「2人でブースに入って向かい合って。レコーディングってそんなことあまりないんですけど、そんな流れになって、明菜さんも『このまま行こう!』みたいな感じで、『わかりました!』と。目を見ながら歌って、うれしかったですね。歌声も変わらず渋くてカッコよくて。一緒に歌えたことが信じられないです」
中森のプロフェッショナルな姿にも感動したという。
「レコーディングが始まって、プロフェッショナルな、レジェンドなスイッチが入っていくところを目の前で見られてうれしかったです。そして、『ここの歌い方をもうちょっとこうしたほうがいいよ』とか『この歌はそこを強く歌うとパワフルに聞こえる歌詞になっているんだよ』などと教えてもらいました」
さらに、中森の温かい人柄が伝わるエピソードも明かしてくれた。
「お仕事で何度もお会いしたことはありましたが、久々にお会いできて、レジェンドなのに変わらずとにかく優しくて、『3枚目のアルバムで、これからも歌っていこうという決意表明のようなアルバムを作っている中に明菜さんがいてくれるのが本当に幸せです』とお伝えしたら、頬をつかんで『頑張って』と言ってくれて、しびれましたね。やっていくぞという気持ちがさらに強まりました」