エミー賞最多受賞を記念し、第1話と第2話が11月16日~23日の8日間、全国の一部劇場にて公開される。
宮川氏は「劇場公開してほしいなと思っていたのでうれしいです」と声を弾ませ、「サウンドも映像も大画面で見るべきクオリティのものなので、まだ見てない方も、一度見た方も、ぜひ足を運んで大画面ならではの迫力を存分に楽しんでいただきたいです」と呼びかける。
近年は配信作品が盛り上がりを見せているが、制作陣としては喜ばしいことだという。
「配信作品は、忙しくても自分のペースで見られますし、プラットフォームにもよりますが、高い可能性で全世界の視聴者にほぼ同じタイミングで届けることができるというのは、作り手としては本当にうれしいです。さらに配信後、SNSなどでいろいろな国で話題になるとすごくうれしいです」
配信と劇場公開のどちらがいいかは作品によって異なり、今後もどちらも盛り上がっていくことを期待している。
「私は『SHOGUN 将軍』で初めてエピソードものに携わりましたが、10話なければ伝えられないストーリーだったと思うんです。劇場で伝えるべきストーリーもあれば、10話もしくは何シーズンもかけて伝えるべきストーリーもあり、それぞれの良さがあると思います」
制作が発表された『SHOGUN 将軍』シーズン2は「現在、脚本の段階」だという。
「シーズン3は完全に決まったわけではなく、シーズン2を見て正式に決めていくことになると思いますが、シーズン3も視野に入れてシーズン2の脚本を書いているという状況です。シーズン1で原作を全部語り切ってしまったので、完全オリジナルになります。あの時代の歴史の面白さ、ドラマチックさは好きな方も多いと思うので、そこも生かしつつ、1を超えるような面白い作品になればいいなと思ってます」
真田が「一部を日本で撮影できたら」と日本での撮影の可能性を探っていると明かしていたが、宮川氏も「コロナ禍で前回全然できなかったので、日本での撮影も含め、いろいろ検討できればいいなと思ってます」と話していた。
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