◆Avatar Frontiers of Pandora(グラフ24~30)
Avatar Frontiers of Pandora
Ubisoft
https://www.ubisoft.com/ja-jp/game/avatar/frontiers-of-pandora
結果(グラフ24~26)を見ると、一応2Kでは3D V-Cacheの効果がみられるのか若干の性能差が確認できるが、2.5K以降はほぼ差が無い格好。もっともフレームレート変動(グラフ27~30)を見ると、4Kですら多少グラフに違いがあるので、そう綺麗に性能差が皆無という訳でも無い。ただ平均を取ったときに、2Kだと明確に差が出るが2.5K以上はほぼ差が無い、という感じか。また強いて言えば、3Kとかの最高速はRyzen 7 7800X3Dという辺りが、単にZen 5コアにすれば高速という訳でも無い事を示唆している。
◆Borderlands 3(グラフ31~37)
Borderlands 3
2K Games
https://borderlands.com/ja-JP/
次はこちら。結果(グラフ31~33)を見ると、2Kの時のみ差がある(ただし僅か)といった感じで、2.5K以上は差がほぼ無い感じである。フレームレート変動(グラフ34~37)を見ると、2K(グラフ34)では前半はほぼ差が無いが、75秒付近から100秒あたりまでで明確な差が出来ており、ここが平均フレームレートの差になっていると考えられる。ちなみにこのグラフ34で見ると、Ryzen 7 9800X3Dの方がRyzen 7 7800X3Dよりも微妙にフレームレートが高そうに見えるのだが、実際にデータを比較すると微妙にRyzen 7 7800X3Dの方がフレームレートが上である。まぁ差はそう大きくないのだが。
◆Company of Heroes 3(グラフ38~44)
Company of Heroes 3
Relic Entertainment
https://www.companyofheroes.com
CoH 3は、Ryzen 7 7800X3Dの時はそれほど大きなフレームレートの向上が見られなかったが、Ryzen 7 9800X3Dでは結構大きな向上となった。結果(グラフ36~38)を見ると、2KでRyzen 7 9700Xと比べて20fps以上の性能の伸びを示しているし、2.5Kでもまだフレームレートの向上が確認できる。実際フレームレート変動(グラフ41~44)を見ると、2Kでは45秒付近からグラフが完全に分離しているし、2.5Kでも60秒以降でRyzen 7 9800X3Dは200fps前後を維持し、それ以上下がらない事が確認できる。Ryzen 7 7800X3Dと比べても大きな性能差があるというのは、つまりCoH 3の性能向上には3D V-CacheとZen 4→Zen 5のアップデートのどちらも同程度の効果があり、両方を備えたRyzen 7 9800X3Dが最強、という訳だ。
◆Cyberpunk 2077(グラフ45~51)
Cyberpunk 2077
CD PROJEKT RED
https://www.cyberpunk.net/us/ja/
CoH 3などに比べると性能差が少ない一つがこのCyberpunk 2077。結果(グラフ45~47)を見るとどうにか差があるのは2Kのみで、2.5K以上はもう全然変わらないというか誤差の範囲である。フレームレート変動(グラフ48~51)を見ても、2Kで差があるのは35秒付近と40秒ちょいすぎの僅かな部分だけで、あとはほぼ同等というか細かい差の積み重ねでしかない。とはいえ、3D V-Cacheを搭載したことのデメリットは確認できていない。