――今後の人生はどう思い描いていますか?
やっぱり劇場でネタをやって生のお客さんの前で笑ってもらえるという環境がすごく好きなので、ずっと続けていきたいなと思っています。将来的には、なんばグランド花月(NGK)で一番最後を飾れるような芸人になれたらいいなと思っています。そこを目指して吉本に入ったところがあるので、NGKの最後を飾れるような人になれたら。
――テレビにも出演されていますが、劇場によりやりがいを感じられているんですね。
来てくださったお客さんに笑ってもらえるかどうかという、お客さんと向き合って作る空間で、同じネタをやっても年齢層や劇場の大きさによっても反応が全然違うんです。なので毎回新鮮で、この空間がすごく好きですね。
――賞レースにおける目標はいかがでしょうか。
もちろん絶対優勝するという気持ちで挑みます。周りが後輩ばかりで、優勝して当然ぐらいの芸歴はあると思うので、あえて自分にプレッシャーを与えつつ、気持ちは1年目の気持ちで挑戦できたらと思っています。
コンビ解散で「一度はお笑いを辞めようかと考えた」
――ちなみに、これまでの芸人人生の中でお笑いから離れたいと思ったことはありますか?
コンビ解散が決まったときに、一度はお笑いを辞めようかと考えました。漫才が好きだったので、そこがなくなるなら辞めてもいいかなと。コロナ禍も重なって、そんな中でこだわってやり続ける意味って何なんだろうと。それだったら大好きな唐揚げの専門店をやろうかなと思った時はありました。
――芸人引退も考えられたところからピン芸人としてやっていこうと決意された思いをお聞かせください。
解散してから1年は悩みました。コロナ禍で何カ月も家にいたので、これからどうしようか毎日いろいろ考えましたが、NGKでトリを取るという目標が達成できてなかったので、目標達成できてないまま辞めるのも不完全燃焼だなと。もう一度その目標に向けて挑戦しようと思うようになりました。
――そして、1人で単独ライブなどに挑戦されていく中で楽しさを感じられるように。
そうですね。最初は本当にわからないことだらけで大変でしたが、楽しさも感じられるようになってきたので頑張っていけたらと思います。
――最後にファンの皆さんにメッセージをお願いします。
単独ライブを重ねるごとに楽しさがどんどん増してきて、見てほしいネタが仕上がってきています。ぜひ会場に来ていただいて、私の成長を見守りつつ楽しんでいただけたらと思います。ライブをずっと見ていくということは、私の人生を見ていくということなので、私の人生を見てほしいです!
1981年3月1日生まれ、大阪府出身。1997年、NSC時代に隅田美保とお笑いコンビ・アジアンを結成し、一度解散するも2002年に再結成。『M-1グランプリ2005』で女性コンビとして初めて決勝に進出。『女芸人No.1決定戦 THE W 2017』では第3位に。2021年6月にコンビを解散し、その後はピン芸人として活動。ドラマや映画などにも出演している。「馬場園梓第3回単独ライブ『BBZ selection』」は、9月22日に東京、10月6日に大阪、11月3日に山形にて開催。