◆Metro Exodus PC:Enhanced Edition(グラフ78~84)
Metro Exodus PC:Enhanced Edition
4A Games
https://www.metrothegame.com/
前回も書いたが、Intel系の2つが猛烈に数字がおかしくなっているので、とりあえずCore i5-14600KとCore i9-14900Kのデータは無視して頂きたいと思う。で、結果(グラフ78~80)であるが、Ryzenのみで比較すると、何でかRyzen 7 9700Xが最高速というのは不思議な結果であるが、そもそもの性能差が殆ど無い程度で、Ryzen 7 7800X3Dの結果もごく普通に収まっているから、そもそも性能差が無いと判断した方が良い気がする。実際フレームレート変動(グラフ81~84)を見ても、Ryzen系はほぼ1本の線に収束している感じである。
◆Shadow of the Tomb Raider(グラフ85~91)
Shadow of the Tomb Raider
SQUARE ENIX
https://tombraider.square-enix-games.com/en-us
結果(グラフ85~87)を見ると。2.5Kあたりまでフレームレートが分離しているのは良いとして、Ryzen 9 7950XがRyzen 7 7800X3Dを上回る性能を出し、そのRyzen 7 7800X3Dの下にRyzen 9 9950XとRyzen 9 9900Xが並んでいるというのをどう解釈すべきか。それでもCore i9-14900Kよりは高速なので一応面目は保っているのだろうが。
フレームレート変動(グラフ88~91)もこれを裏付ける格好である。2Kのケース(グラフ88)で言えば、そもそも40秒あたりまでを見ても、2Kなら70~80秒あたりと120秒以降、2.5Kだと120~150秒あたりの傾向がこれを裏付けており、まぁ間違いではないのだろうが、どうしてこうなったのか、ちょっと仮説も思いつかない。
◆Tom Clancy's The Division 2(グラフ92~98)
Tom Clancy's The Division 2
Ubisoft
https://www.ubisoft.co.jp/division2/
結果(グラフ92~94)を見ると性能差が明確に出るのは2Kのみなのは変わらないが、ここに来て最高速がRyzen 7 9700X、僅差でRyzen 9 9900Xが続き、Ryzen 7 7800X3Dを挟んでRyzen 9 9950Xが来て、最後がRyzen 5 9600Xである。Ryzen 9000系が明白に有利で、3D V-Cacheのアドバンテージを埋めるほどに性能が伸びている、という事そのものは間違いないが、なんでこんな順番何だろう? という疑問は尽きない。
フレームレート変動(グラフ95~98)を見ると、特に2Kで前半はRyzen 9000系が有利だが、後半80秒付近からRyzen 7 7800X3Dが盛り返すあたりは、多分Ryzen 9000シリーズに3D V-Cacheを組み合わせれば前半も後半も最高速になりそう、という予想が用意に付く。Intelも健闘しているがRyzen 7000系と同程度であり、Ryzen 9000系には追い付かないというあたりだろうか。もっともこうした差が出るのは2Kだけで、2.5K以上はもう差が無いも同然であるが。
◆Watch Dogs:Legion(グラフ99~105)
Watch Dogs:Legion
Ubisoft
https://www.ubisoft.co.jp/wdlegion/
結果(グラフ99~101)を見ると、またしてもRyzen 7 7800X3Dが最高速なのはまぁ予想がついた。Ryzen 9 9950Xも健闘しているが、ちょっとRyzen 7 7800X3Dには追い付かない感じである。それでもCore i9-14900Kを僅差で抑えたあたりは立派というか、Core i9-14900Kが本当に頑張っていると評価すべきか。そのちょっと下あたりにRyzen 9 9900XとRyzen 7 9700Xが並んでいるあたり、Zen 5コアで本当に性能は伸びたんだなというのが良く判る結果になっている。
フレームレート変動(グラフ102~105)もこうした傾向をよく反映しており、2Kなんてもう完全にRyzen 7 7800X3Dが他と分離しており、その下で判りやすく性能分布が並んでいる感じ。ことWatch Dogs:Legionに関して言えば、Ryzen 9 9950XとCore i9-14900Kは互角といった感じである。