◆F1 24(グラフ50~56)

F1 24
EA Sports
https://www.ea.com/ja-jp/games/f1/f1-24

  • グラフ50

  • グラフ51

  • グラフ52

  • グラフ53

  • グラフ54

  • グラフ55

  • グラフ56

結果(グラフ50~52)で判るように差があるのは2Kのみ。最高速はCore i9-14900Kで、これにRyzen 9 9950X/9900Xが続く格好である。こちらではRyzen 7 7800X3Dは今一つ奮わなかった。フレームレート変動(グラフ53~56)を見ても、2Kですら殆ど差が見られない。70~80秒のあたりではグラフが2つに別れるが、最高速のCore i9-14900Kは下側に入っていたりするあたり、ここでの差はあまり大きな影響を及ぼしていないようだ。

◆Far Cry 6(グラフ57~63)

Far Cry 6
Ubisoft Entertainment
https://www.ubisoft.com/ja-jp/game/far-cry/far-cry-6

  • グラフ57

  • グラフ58

  • グラフ59

  • グラフ60

  • グラフ61

  • グラフ62

  • グラフ63

結果(グラフ57~59)は、再びのCore i9-14900Kが最高速。3Kあたりまで明確に差が出ているし、もう一つ言えばCore i5-14600Kもかなり高いフレームレートになっている。Ryzen 9 9950Xが辛うじてCore i5-14600Kに勝っている、というあたりからも基本的にはIntel有利な構成になっている事が判る。それにしてもCore i9-14900Kが2Kで20fps以上も高速、というのは中々尋常ではない。

フレームレート変動(グラフ60~63)を見ても、綺麗にグラフが分離しておりそれぞれの性能の違いが判る。2K~2.5Kで言えばRyzen 7 7800X3D、Core i5-14600K、Ryzen 9 9900X、Ryzen 7 9700Xの4つが大体同程度のフレームレートで推移し、Ryzen 9 9950Xがちょっとだけその上、そのもっと上にCore i9-14900Kが居るという感じだ。そしてもつれてるちょっと下にRyzen 5 9600XとRyzen 7 7950X、その下がRyzen 5 7600Xである。こうしてみるとRyzen 9000系で性能が向上している事そのものは明白で、ただFar Cry 6に関してはそれでもまだRaptor Lake Refreshには敵わないという事だ。

◆ForSpoken(グラフ64~70)

ForSpoken
Square Enix
https://www.jp.square-enix.com/forspoken/

  • グラフ64

  • グラフ65

  • グラフ66

  • グラフ67

  • グラフ68

  • グラフ69

  • グラフ70

結果(グラフ64~66)を見ると何故か最高速はRyzen 5 9600Xで、これにRyzen 7 9700XとRyzen 9 9900X/9950Xが続くという結果になっているが、そのRyzen 9 9900X/9950XとRyzen 5 7600Xが同等で、にも拘わらずRyzen 9 7950XやRyzen 7 7800X3Dはそこからちょっと落ちるという不思議な結果になっている。まぁCore i9-14900Kよりは上、という意味ではRyzen系の優位は間違いないのだが、言うほどの差か? と言われると微妙なところである。

フレームレート変動(グラフ67~70)を見ると、Ryzen 9 7950Xのスコアが悪いのは170秒あたりのスパイクが理由だともう野でそれを置くと、あとはもうあまり明確な差は無い感じだ。前回も書いたが、もう少し描画負荷を減らすべきだったのかもしれない(でも平均180fpsだと、それほど描画負荷が重い様には思えないのだが)。

◆Hitman 3(グラフ71~77)

Hitman 3
IO Interactive A/S
https://www.epicgames.com/store/ja/product/hitman-3/home

  • グラフ71

  • グラフ72

  • グラフ73

  • グラフ74

  • グラフ75

  • グラフ76

  • グラフ77

結果(グラフ71~73)では引き続きRyzen 7 7800X3Dの本領発揮で、これにRyzen 9 9950XとCore i9-14900Kが追従する格好に。2Kだけで言えばRyzen 9 9950Xの方が上だが、2.5K~4Kのスコアまで加味すると微妙にまだCore i9-14900Kの方が上かもしれない。とはいえRyzen 7 7800X3Dと比べれば誤差の範囲であって、その意味では同等レベルとったところか。これにRyzen 9 9900Xが続く感じで、Ryzen 9000系の優位は明白と書きたいところなのだが、何でかRyzen 5 9600Xの性能が振るわない(2KこそRyzen 5 7600Xより上だが、2.5K~4Kは一番遅い)あたりは、純粋にRyzen 9000シリーズなら何でもとは言いにくいところである。ただまぁ前回も説明したように、Ryzen 5 9600XやRyzen 7 9700Xは絶対性能よりも性能/消費電力比のバランスを優先したモデルだから、低消費電力なのにここまでの性能が出ることを褒めるべきなのかもしれないが。

フレームレート変動(グラフ74~77)は相変わらず読むのが難しいが、2Kの場合で言えばRyzen 7 7800X3Dは15~50秒とか110~120秒あたりで圧倒的に高いフレームレートになっており、ここが平均フレームレートの差に繋がっているのだろう。2.5K以上ではグラフそのものも収束の方向にあるが、それでも4Kの場合で20~40秒とか90秒付近、120~140秒あたりはCPUによる性能差が明白で、このあたりが最後まで平均フレームレートに差がある理由であろう。といってもその差はグラフ71で判るように小さいもので、概してRyzen 9000系はだいぶ性能を持ち上げたとはして良いとは思う。