3月1日に30歳を迎える赤楚だが、“諦め”の境地を手に入れてから「目標もなくしてしまった」と言い、目標は掲げていないという。

「目標を立ててしまうと、そこに追いつけなかったり、追いついてもその先には何が見えるのかとか、レールになってしまうというところであまり面白みを感じてなくて。フラットな状態でいて、作品や人との出会いなどで広がっていくのか、深くなっていくのか、浅くなるのか、どう変わっていくのかわかりませんが、ふと後ろを振り向いたら、『あ、こういう道をたどっていたんだ』というのがちょうどいいかなと思っています」

その上で、「30代になるので、ちゃんと後輩に慕われるような先輩にはなりたいなと思いますし、頑張っている先輩方から得るものをいっぱい得たいなとも思います」と付け加えた。

  • 赤楚衛二
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以前はライアン・ゴズリングを目標に

さらに、「もともとはライアン・ゴズリングになりたいと思っていました」と、以前目標にしていた人物も告白。「まずお芝居が素敵で、目だけであんなに物語を語れる人はなかなかいないなと。そしてかっこいいじゃないですか。あんなダンディな男になりたいと思っていましたが、僕はダンディさからかけ離れすぎていて、『あ、無理だ』と諦めた瞬間でもありました。今は目指しているとかではないですが、会えたらめっちゃうれしいです」と笑った。

なお、『E』の発売を記念した「赤楚衛二 『A』×『E』写真展 2024」が現在、全国4会場で順次開催中。赤楚は開幕前に東京会場を訪れたそうで、「映像も流れているので僕の声が響いて、かつ僕だらけで、おかしくなるかなと思うぐらいびっくりしました(笑)。1st写真集『A』から今回の『E』までの写真などがたくさん並んでいますが、その時々で顔つきが違い、『A』の時の幼さなど、時の流れを感じられたので、見てくださる方も楽しめるんじゃないかなと思います」と話していた。

  • 「赤楚衛二 『A』×『E』写真展 2024」の模様

■赤楚衛二
1994年3月1日生まれ、愛知県出身。2015年、『ヒロイン失格』で映画デビュー。その後、「仮面ライダービルド」で万丈龍我/仮面ライダークローズ役を務め話題に。主な出演作はドラマ『チェリまほ~30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』(20)、『石子と羽男-そんなことで訴えます?-』(22)、『舞いあがれ!』(22~23)、『ペンディングトレイン―8時23分、明日 君と』(23)、『こっち向いてよ向井くん』(23)、映画『思い、思われ、ふり、ふられ』(20)、『チェリまほ THE MOVIE~30歳まで道程だと魔法使いになれるらしい~』(22)、Netflix映画『ゾン100~ゾンビになるまでにしたい100のこと~』(23)など。映画『もしも徳川家康が総理大臣になったら』が7月26日公開予定。

ヘアメイク:廣瀬瑠美 スタイリスト:壽村太一