• 『Weverse Con Festival』の様子

Weverseの事業を展開してきた中で、想定外の出来事があった。それは、昨年6月10・11日に、ソウルのオリンピック公園で開催したフェスティバル『Weverse Con Festival』だ。

「フェスなのでいろんなアーティストが出演するのですが、私たちの認識では、もともとK-POPのファンは自分の好きなアーティストにだけ没頭する傾向があって、自分の好きなアーティストの出番が終わったらみんな会場から出て行ってしまうのではないかとすごく心配したんです。でも、Weverseが目指す方向性としては、グローバルから集まった様々なアーティストを楽しんでもらうということなので、このフェスを開催しました。結果、実際に来てくれた半分以上が海外からの観客で、いろんなアーティストを見てくれました。様々な人種、年齢層、ジャンルが合わさっての2日間はすごく楽しくて、この成功を見て、これからもっと広いファンベースを作っていくことができるのではないかという希望を感じました」

「Weverse」というサービス名称は「We(私たち)」と「Universe(世界の人々)」を組み合わせたもので、まさに多様な人が1つになるという狙いを体現したイベントになったのだ。

この理念を実現するために、「言語の壁を崩すということがすごく重要なポイントなので、リアルタイムの翻訳サービスはどんどん精度の高いものにアップグレードしています。それと、文化のギャップというのも当然出てくると思うので、これからのサービスの展開としては、国や地域の単位でファンが集まるページもあれば、海外のファンと積極的にコミュニケーションできるページもあるような、立体的な見方や使い方ができるようにしていくことが、Weverseが未来にアップデートしていく方向性だと思っています」と意気込んでいる。

  • 『Weverse Con Festival』の様子