放送が終了すると続編を期待する声が続出したが、福澤監督は当初から3~4部作まで作ることも想定して物語を考えたという。「僕は初めから頭の中では3部か4部くらいできるかなと思って作りました」
もし続編が実現した際、考察班を裏切る形を意識するのかという問いには、「それは一切考えず、ドラマとしてどうなのかということを考えて作ると思います」と回答。
「もともと考察ドラマと言われるとは思ってなかったので。一番やってはいけないのは、“犯人は誰だ”というドラマ。視聴者を裏切り続けて最後これだったというドラマがよくありますが、そうすると2回、3回見たくなくなるというか、そういうドラマは嫌でした」
だからこそ、1話で乃木は別班だというヒントを見せていたのだという。
「単純にお客さんを裏切りたくないから、乃木は実は別班だったという、あのとき撃っていたんですよというのをある程度1話で見せるという感じでやっていたので、考察ドラマと言われるようになったのかもしれませんが、(続編をやるとしたら)考察班にバレないように作ることは一切考えずにやると思います」
■今後も監督業を継続「これからも作りますよ」
福澤監督は来年定年を迎え、本作は“集大成”とも言われていたが、「僕はこれからも作りますよ」と今後も監督業は続けていくと明言。
そして、本作にかけた思いについて「もうすぐ定年で、いいきっかけでド~ンとやってしまおうというのがあり、ある程度、道を作って、ちゃんとお金をかけていいものを作れば、売り上げも大きくなっていくのを見せられたらいいなと思って作りました」と語った。