俳優きょんとしての野望を聞くと、「今回は短いセリフが多いので、長セリフに挑戦してみたい」と言い、さらに、「僕らはストーリー系のコントが多く、相方(西村真二)も演じることが好きなので、2人で出られたらいいなという思いもあります」とコンビ愛をのぞかせた。

俳優としても活躍している芸人に憧れを抱いているが、「あくまでも軸が芸人で、俳優のお仕事もされている先輩に憧れています」とのこと。

「例えば、しずるさんはドラマなどにも出演されていて、以前、主演をされていたこともありましたが、ちゃんとコントのネタも作って、劇場にも立って、すごく忙しいのにどちらも100%でやられている姿を見てカッコいいな思いました」

■KOC優勝に向けて「自分たちの中ではもう2024年が始まっている」

俳優業の仕事が増えたとしても軸は芸人というのはブレない。「それは1000%自信を持って言えます」と断言した。

そして、今後の抱負を尋ねると、「『キングオブコント』優勝を目指していて、一番の目標はそこです」ときっぱり。

「今年は決勝に行けなかったのが残念でしたが、それがいい励みになって、自分たちの中ではもう2024年が始まっている。『キングオブコント』は優勝するまで終わらないのかなと思います。優勝してからでないとその後のことは考えられないですが、いろんなところで全国ツアーをやって、コンビで俳優の仕事もできたらうれしいです」

そして、『下剋上球児』で演技を磨き、『キングオブコント』優勝に「つなげたい」と語るきょん。「2024年に『キングオブコント』で優勝し、コットンのきょんが『下剋上球児』に出ていたんだと、そこで知ってくれる方もいると思うので、優勝記念で『下剋上球児』再放送! 青沼主演のドラマもいいですね(笑)。相方の西村も出て」と優勝後の妄想も膨らませていた。

  • 『下剋上球児』第5話の場面写真

■きょん
1987年11月18日生まれ、埼玉県出身。NSC東京校17期生。2012年4月に西村真二とお笑いコンビ・ラフレクランを結成し、2021年4月にコンビ名をコットンに改名。『キングオブコント2022』で準優勝。個人では『R-1グランプリ2023』で準優勝。

(C)TBSスパークル/TBS 撮影:ENO