• 加藤大悟

9月19日には23歳になった。大学に進学した同級生だと、社会人1年目になる年齢でもある。

「めちゃくちゃ焦りますね(笑)。友達は安定した職業についている人間もいます。僕らの仕事って安定という言葉からは程遠い業種じゃないですか。5年後、10年後なんて全く想像できない。正直怖いです。でも、この世界に飛び込もうと決めたのは自分だから、どんなに失敗しても、引き返せないという気持ちです。よくお父さんやお母さんと連絡を取るのですが『大丈夫。どれだけ失敗しても、うちに帰ってくればいいから』と言ってくれるんです。その言葉に支えられています」

■23歳は「自分自身をもう少し理解してあげたい」

改めて、どんな1年にしたいのだろうか――。

「今年は自分自身をもう少し理解してあげたいなと。やっぱり僕は変なプライドや嫉妬心がどうしても湧いてきてしまうんです。そんなとき『そういう気持ちになるのは良くない』と思うべきなのかもしれませんが、なかなか難しい。だったら、そんな自分の心の狭さを認めて『違う方向に目を向ければいいんだ』と思えれば、よりプラスになれるのかなと思うんです。自分が嫉妬深い性格だと理解していれば、対処方法も見えてくる。そんな形で、自分自身をより見つめ直せる1年にしたいです」

華々しい活躍を続けている加藤。しかし、しっかりと自分のマイナスな部分を見つめ、理解し、プラスに変えていこうと、もがきながらも前に進む――。だからこそ、多くの人が人間味ある加藤に惹きつけられていくのかもしれない。

  • 『だいじぇすと、』中面カット 撮影/コザイリサ

■加藤大悟
2000年9月19日生まれ、愛知県出身。2018年、TOKAIスクールボーイズのオーディションに合格し、芸能活動を開始。2019年4月にHi☆Fiveとしてデビューした。2022年に1stソロライブを開催するなどソロ活動も。舞台を中心に俳優としても活躍し、5月27日公開の映画『タクミくんシリーズ 長い長い物語の始まりの朝。』で映画初出演にして初主演を務めた(森下紫温とW主演)。