俳優、アーティストとして活動する加藤大悟のファースト写真集『だいじぇすと、』(9月29日発売)。エンターテインメントの世界に入る前から、写真集を発売するタレントは「成功しているイメージ」だったという加藤。自身に話が来たときは「自分の夢が叶った」と喜びがあったという。9月19日には23歳を迎え、一つずつ作品を積み重ねていく日々。写真集発売をきっかけに、新たにどんな夢を抱き、前に進もうと思っているのだろうか――。

  • 加藤大悟

    加藤大悟

■熱望した北海道でおいしいものを「食べまくりました」

ファースト写真集は、加藤が熱望したという北海道と東京で撮影された2部構成。テーマは「ひとりたび」。

「朝起きてから旅に出るまで、そして旅先でしっかり楽しんでいる姿、帰ってきて、一皮剥けた新しい加藤大悟、大人になった加藤大悟をギュッと詰め込んだ作品になっていると思います。北海道の旅先では、『美味しいご飯を食べているときは、こんな顔をするんだ』とか、本当に飾らないありのままの自分が出せていると思います」

「どうしても行きたかった」という北海道では、思い切り自然と食を満喫した。

「本当に広大な土地で、空を含めて解放感がすごかったです。本当に心の底からさけびたくなるような景色で、感情を開放しました。食も本当においしくて、食べまくりました(笑)。海鮮はとにかく新鮮で、イクラもウニも、びっくりするぐらいおいしかった。地産地消という言葉が、まさに当てはまる場所でした。僕は一人旅ってしたことがないのですが、ぜひ北海道は一人旅をしてみたいです」

東京パートでは、リアルな加藤の横顔が切り取られている。北海道とのコントラストが、より加藤という人間を立体的に描く。

「東京での撮影は、朝起きて、いつも通りのことをして……という自分の日常を撮っていただきました。普段の行動のなかで、ワンちゃんと触れ合うなど、お店やバーなどで本来の自分が映し出されていると思います」

■初写真集は「自分の夢が叶ったという思い」

『だいじぇすと、』表紙 撮影/コザイリサ

写真集を出すことは、エンターテインメントの仕事を始めるうえで、一つの夢だったという。

「このお仕事をする前から、写真集を出せる方って成功している人というイメージがあったんです。特に男性はあまり写真集を出される方っていらっしゃらないので、言ってみれば、一丁前になった証みたいな(笑)。自分でもいつかそうなれたらいいなと思っていたので、お話をいただいたときは、自分の夢が叶ったという思いでした」。

写真集のなかには、100問100答というコーナーもあり、加藤のパーソナルな部分が丸裸になっている。「告白するなら」なんて質問も……。

「よくもこれだけ、質問を考えてくださったなと。それは本当にありがたかったです。でもあまり考えずインスピレーションで答えたので、逆に本音が出ていると思います。告白するなら……という質問も、あまり迷うこともなかったです(笑)」