――おふたりは相性がいいコンビだと言われていますが、ご自身でそれを感じる瞬間はありますか?

長谷川:間とテンポは結構やりやすいですね。さっきみたいに急にボケられても、ツッコみやすいなって思います。

菊池:でも僕が欲しいツッコミはあんま来ないっす。

長谷川:おーい! 腕磨いとくわ、ごめんな。まあ、今みたいな感じで(笑)、相方(じろう)以外にこういうことができる人いないんで、相性がいいのかなとは思ってますね。

菊池:ツッコミの名手なんで。

長谷川:嫌だねぇ、こいつ。

菊池:結構強い言葉でガツって来る失礼なスタイルのツッコミの人なんで、女優さんに向かって「お前」とか簡単に言っちゃうんですよ。だから僕も逆に行きやすい。そんだけガッて来てくれれば、僕が何言ってもあんまり悪く見えないかな。

長谷川:おい、カモフラージュするなって。

菊池:というところで言うとやりやすいですし、本当にありがたいですね。大先輩ですから。

――徐々にそういう関係性が出来上がってきた感じですか?

長谷川:なんか気づいたら図々しくグイグイ来たんですよ、菊池のほうが。『ドッキリGP』のスタジオで初めて会ったんですけど、そんときからすげぇ来るから「何だこいつ!? すげぇ来るなこの若造」と思いながら。意外とへこたれないで来るんで、結果俺が助かったんです。あの場だと、東野(幸治)さんとか小池(栄子)さんとか先輩であんまり強く行けない人たちばっかりで、負けてばっかりいたんですけど、ここ(菊池)に行けることによって他の人たちもイジってくれるようになったんで、意外と実は助けられたというか。その頃からこういう関係性になった感じですね。それを面白がって演出の方が、2人で何かやらせたりとかし始めたと思うんで。

菊池:みなまで言うなよ(笑)

長谷川:うっせー! 言うんだよ、取材だから。散々やってきてるだろ。

――菊池さんは、長谷川さんに「行っていいんだ」と思ったんですね。

菊池:それぐらい人に厳しくて、言葉遣いとか失礼な瞬間があるんで…

長谷川:何回言うんだそれ! ツッコミの上ですから、やめてください。

菊池:まあ器ですよ。長谷川忍の器の大きさが、僕らアイドルを支えてくれてます。

長谷川:どういうこと!?

■「本当に裏でも仲いいんですね」と言われて照れる

――実際、おふたりは仲良しですか?

菊池:そうですね、仲良くはしていただいてますね。

長谷川:さっきゲストの女優さんも「おふたり仲いいですね」って言ってたんで、「仲いいんだな」って思いました。あんまり意識したことなかったですけど。

菊池:ちょっと照れましたよね。普通に裏でしゃべってたら、「本当に裏でも仲いいんですね」って言われて。

――どんなお話をされるんですか?

長谷川:今みたいな感じでずっとふざけてますね。今日も楽屋入ってきて、「お願いします」じゃなくて、「頼んだぞ」ってふざけて言ってきて、「誰に言ってんだよ!」って。そっから「俺今、親知らず抜いて歯痛いんだ」って(笑)

菊池:本当そんな近況報告ですね。

――年齢はだいぶ離れてますよね。

菊池:いくつですか?

長谷川:45(歳)だよ。お前の18個上じゃない?

菊池:だから親父であってもおかしくないんですよね。でいうと不思議な感じですよね。本当に仲良くしていただいて、LINEとかたまにやり取りするんですけど…

長谷川:何か隠し撮りしてくるんですけど、この辺(後頭部)を連射して、同じ画角の写真を50枚ぐらい送ってくるんですよ。それ見せられて俺どうすればいいんだって。「変なの撮って送るな」って言っても無視するんですよ。

菊池:10枚っすね。50枚はちょっとウソです。

長谷川:ちょっと盛った。すいません10枚ぐらいです。でも、それをどっか公式のSNSにも載せないし。

菊池:1回だけSexy ZoneのSNSに載せたんですよ。ただ、わりと批判的なコメントとかもあったりして。

長谷川:なんで知らないところで傷つかなきゃいけないんだよ! ちょっと見に行こうかなと思ったけど、ブルっちゃったもん。怖いよ。

菊池:いやいや、みんな長谷川さん大好きなんで。Sexy Zoneで『ドッキリGP』に出させてもらったときとか、結構ファンの人たちも盛り上がってくれたんですよね。

長谷川:ライブの映像でも出させてもらってるんで、意外とファンの皆さんは理解してくれて、優しい方が多いですよね。

菊池:そうですね。バラエティ好きな子が多いです。

(C)フジテレビ