――今回の舞台はお母様が見に来てくれるということですが、出演作品はいつも見てくれていますか?
見てくれるものもありますし、見てくれないものあります。今のところ母親に響いている作品はあまりなくて(笑)。どこかで母親に響く作品に出られたらいいなと思っています。
――『ロミオとジュリエット』は幅広い世代に愛されているので、響くかもしれないですね。
響いてほしいです。毎回そういう思いでやっていて、それも大きなエネルギーになっています。
――お父様は作品を見てくれていますか?
見てくれるものもありますが、父親はもっと響いてないです(笑)。父親は『ゴッドファーザー』や『寅さん』(『男はつらいよ』)のような世界観が好きなので、いつかそういった作品に巡り合えて、父親にも響いたらいいなと。
――感想をもらったことは?
映画『彼女が好きなものは』に出演したときは、「よかったよ」と言ってくれてうれしかったです。
――スポーツとエンタメで世界は違いますが、お父様の言葉で大切にしていることがありましたら教えてください。
「人間は弱いから必ず楽なほうに行ってしまうところに打ち勝つんだ」みたいなことはいつも自問自答のように言っていて、僕もその通りだと思うので、自分が弱いなと感じたときに思い出すようにしています。
――逃げずに乗り越えていくことでどんどん強くなりそうですね。
僕は器用なタイプではないので、がむしゃらに進むしかないと思っているので、楽なほうに逃げずに立ち向かって1ミリずつでも進んでいけたらと思います。
■格闘家の弟・三浦孝太とは「性格が真逆」 試合を見ると不思議な感覚に
――弟さんも格闘家として活躍されていますが、お互いの活躍を見て刺激をもらいそうですね。
試合を見に行ったりしています。
――家族として見守る感じですか?
そうですね。僕と弟は性格が真逆でタイプも違いますが、試合を見に行くと、やはりちょっと感激したり、頑張れという気持ちになったり、でも素直に弟を応援したくない気持ちと入り交じって不思議な感覚に襲われるのは、だから兄弟なのかなと感じます。
――弟さんと真逆ということですが、どこが違いますか?
弟は格闘技をやっていますが、僕は暴力嫌いなので、殴られるのも嫌ですし、殴るのも嫌で、そういう意味では全く違うなと。性格も僕のほうが温厚だと思います(笑)
――兄弟喧嘩をすることはありますか?
します。でも、力ではもう勝てないので、争うことをやめました(笑)