続いてAブロック2組目として、丘みどりが登場。こちらのファンはやはり座ったままで、「みどりちゃーん!」「かわいいー!」と声援が飛ぶ中、丘は「佐渡の夕笛」「鳰の湖」を、蒸し暑さを吹き飛ばすようにしっとり歌い上げた。

続いて、「『千鳥の鬼レンチャン』で、(宿敵の)かまいたちさんの山内(健司)さんを倒すべく、まもなくある収録に向けて今練習しています」と報告した上で、「『鬼レンチャンで歌った曲を歌おうと思います」と、「残酷な天使のテーゼ」「あなたがいることで」「うっせぇわ」を3レンチャンで披露。これには、OWVファンもノリノリだ。

さらに、花柳糸之社中の着物ダンサーたちが登場し、「みどりのケセラセラ」で華やかなステージに。すると、客席前方のちびっこファンがその踊りを完璧に披露し、その姿が何度もステージのモニターに映し出されると、会場中が優しい笑顔に包まれた。

そして神田が登場し、丘と「津軽海峡・冬景色」のコラボレーションへ。丘のボイストレーナーについて特訓したというが、「歌ってみて、こんなに難しいんだと思いました」と実感したという。

その様子を、丘は「真面目に練習されてるなと思いました」と評し、「最後は心を込めて、情念込めて、会いたい人に届ける気持ちで」とアドバイス。神田は「なるほど、分かりました! 会いたい人は1人しかいません! 日村~~!!」と、夫の名前を叫びながら歌唱に入った。

「♪津軽海峡・冬景色~」の部分で本家ばりに手を前に指す振りも披露するなど、石川さゆりになりきって表情豊かに歌い切った神田。そんな彼女の晴れの舞台を、ステージ袖で渋い顔で見守り続けた岩井は、澤部に「作詞家大先生?」と指摘されると、「いやぁこの曲もね、育ちましたよ」と、すっかりその気分に。

熱唱を終えた神田は「今までで一番心を込めて歌わせてもらいました」「緊張すると息も上がっちゃって、呼吸も短くなったんですけど、私の一番の限界を出し尽くしました」と、充実の笑顔。丘は「一緒に練習してて、1時間ぐらいで全然歌が変わって、すごいなと思いました」と太鼓判を押した。

自宅で練習する際は、夫・日村勇紀が丘の役を担っていたそうで、神田は「丘勇紀がやってくれました」と報告。澤部は「おもしろ演歌歌手でいそうな名前(笑)」とツッコみ、岩井は「いい夫婦だなあ(笑)」と仲睦まじさに感心していた。

■岩井「ボーカリストの人格が出ちゃった」

そんな神田に負けじと、Bブロックでキュウソネコカミとコラボしたのは、岩井。「キュウソのライブに岩井が来たぞ~! 盛り上がる準備できてるか~!? 昼は『ぽかぽか』見てるか~!? 一番熱い日にしようぜ~!」と来場客を煽りまくり、「KMTR645」を熱唱しながら、タオル投げ、カメラ駆け寄りと圧倒的なパフォーマンスを見せた。歌唱後の本人いわく「ボーカリストの人格が出ちゃった」とのことだ。

また、『ぽかぽか』大ファンのキュウソネコカミは、念願の「牛肉ぴったんこチャレンジ」に挑戦。肉の塊を切って300gを目指すコーナーだが、来場客の「少ない」「大きい」の声に、ヨコタシンノスケは「俺より『ぽかぽか』見てるやついねえだろ」と一蹴。その結果は287gと、成功圏内に惜しくも3g足りず、『ぽかぽか』ウォッチャーぶりを証明した。

さらに、神田からキュウソネコカミのメンバーへ、火曜日のコーナー企画「愛花のカフカ」でクイズ正解者に配布している某ICカード風“Aica(アイカ)”を、神田のオリジナルダンスとともに手渡しするサプライズも。『ぽかぽか』ファンの5人は大喜びでAicaを受け取った。

その後、綱啓永が「怪獣の花唄」、加藤大悟が「0%」をDBSとともにパフォーマンス。熱いロックから打って変わり、さわやかなステージを繰り広げた。