――中田さんと結婚してよかったなと感じる瞬間を教えてください。
自分1人では見られなかった景色を見せてくれるところですかね。シンガポールに住むというのは、自分1人だったら絶対見られてなかった景色ですし、そういったところに躊躇なく飛び込んで連れて行ってくれるというのが、ジェットコースターみたいで楽しいですし、いつも刺激をもらっています。
――出会った頃は、中田さんのことを「ティラノサウルスのような人だ」と感じていたそうですが、その印象は今も変わらず?
オンオフが激しいタイプで、オンのときはティラノサウルスみたいに木をなぎ倒して進んでいる感じですが、オフは仙人かなというくらい静かです。いろいろな本を読んでYouTubeで発表しているのですが、勉強しているときは本当に静かで、ギャップが激しいです。
――家族で過ごしているときの中田さんはどんな感じですか?
オフモードのことが多いです。私がどこか行こうって言うと、「いいよ」とぬぼーっとついてくる感じです(笑)
――家庭や子育てに関しては、福田さんが引っ張っているのでしょうか。
子育てに関して「こうしたいんだけどどう?」と聞くと、「いいんじゃない」と返ってくることが多く、言いそうなイメージがありますが、実はあまり言ってこないです。「俺はシンガポールという良い環境を与えている。こんな良い環境はないと思うから、ほかの細々としたことは大差ない」って(笑)
――シンガポールがお子様たちにとって最高の環境だなと感じている点を教えてください。
小さいときから多様な文化に触れられるというのは大きいのかなと。私は岩手県の小さな村の学校の中の世界しか知らなかったですが、そうではなくいろんな国から来ている友達がいるっていうのは、子供の人生にとっていい経験だなと思います。
――英語も話せるように?
英語の学校なので英語は自然と身についていますし、シンガポールは中国語も公用語なので、毎日1回中国語の授業もあって、子供のうちから日本語だけでなく英語も中国語も触れているというのはアドバンテージだろうなと思います。
――シンガポールに移住して、中田さん変わったなと思うところはありますか?
シンガポールでは家が職場なので、ほぼ家にいるキャラになったというのが一番大きい変化だと思います。日本にいるときは家にいないことが多く、子供たちが寝た後に帰ってくる感じだったので、子供たちは家に帰るとママもパパも「お帰り」と言ってくれるのがうれしいって。家族で過ごす時間が増えて家族の絆は深まったと思います。
――将来、お子さんたちにどうなってほしいという願いや期待はありますか?
自分自身が楽しいと思うことを人生にしてほしいと思うので、住む国もどこでもいいですし、好きにやってほしいなと思っています。夫とよく話すのですが、自分たちは大学まで出させてもらったのに芸能の道に来て、自分たちを見ていれば、子供の人生を親がデザインしようなんて無理だなと感じます。
――中田さんを見てお子さんがYouTuberになりたいとは言っていませんか?
娘は冷静で、「私が大人になる頃にはもうYouTuberという仕事はないかも知れないから、その時代に合った仕事がしたい」と言っています(笑)。夫がよく、「パパが小さい頃はYouTuberなんて仕事はなかった」と話しているので、そういう考えになったのだと思います。