【CYCLOPS athlete gaming OSAKA(CAG)】
今シーズンから新たに参入したチーム「CAG」は、2022年に「Good 8 Squad(G8S)」で活躍していたどぐら選手をはじめ、アークシステムワークスの対戦格闘ゲーム『DNF Duel』の世界大会「ARC WORLD TOUR FINALS 2022」で優勝したGO1選手、バンダイナムコエンターテインメントの対戦格闘ゲーム『ドラゴンボールファイターズ』の世界大会「DRAGON BALL Fighters Z World Tour 2022/2023」で優勝したフェンリっち選手と、さまざまな対戦格闘ゲームで活躍を見せる2人が参戦。さらに、プロゲーミングチーム「BURNING CORE」からレンタル移籍したかずのこ選手を加えた4人で挑みます。
かずのこ選手は、ここ数年ストリーマーとして活動していましたが、複数タイトルを同時にプレイし、そのいずれのタイトルも大会で結果を残す器用さを持ち合わせる選手です。
「ストリートファイター」専業のプレイヤーが少ないものの、新規タイトルである『スト6』においては、さまざまなタイトルをプレイしてきた経験を活かせるでしょう。
――まずは今年のチームの特徴と注目ポイントを教えてください。
GO1選手(以下、GO1):同い年が3人いて、チームメンバーと仲が良いところですね。「ストリートファイター」シリーズ以外の対戦格闘ゲームで世界的に活躍しているプレイヤーが集まっています。『ストV』は地上戦がメインで『スト6』も基本的にそうなりそうなので、ほかの対戦格闘ゲームとは違う戦略が必要ですが、システムをうまく攻略していくのが得意なので、そこを押し出していきたいですね。
――かずのこ選手が参戦した経緯を教えてください。
GO1:「CAG」のメンバーで最後の1人を選ぶときに全員一致でかずのこ選手の名前が挙がりました。
どぐら選手(以下、どぐら):かずのこ選手に打診したときは難色を示していたんですけど、説得しました。まあ、1年くらいはがんばってくれると思います(笑)。
かずのこ選手(以下、かずのこ):競技シーンから離れていたので、「SFL」に出場している人たちとわたり合える自信がありませんでした。なので、断ろうとしたんですが、説得されました。練習のしすぎで、そのゲームを嫌いになることがあるんですが、「CAG」には気楽に練習できる環境があって、それが決め手の1つになりましたね。
あと、個人的には、子どもが生まれて2年経ち、プロゲーマーの自由奔放な生活から、子ども中心の生活サイクルに慣れたのも大きいですね。家族の理解もあり、参加することを勧めてくれました。
――タイトルリリースから1カ月程度でリーグ本番を迎えますが、どのような取り組みをしていきますか。
どぐら:真面目な取り組みよりも、びっくり箱のような相手の虚を突くような攻略が刺さりそう。ドライブシステムでは、インパクトやパリィ、ラッシュに注目が集まっていますが、ドライブリバーサルがかなり強いと思っています。そこをうまく使っていきたいですね。
――現時点で使用する予定のキャラクターと操作システムは決まっていますか?
どぐら:「ジェイミー」に注目しています。ベータ版では強さがわからないという意見が多かったんですけど、結構、狙い所なのかなと思っています。さっきの話ではないですけど、虚をつけるキャラクターかと。操作システムは基本「クラシック」ですね。「モダン」と相性の良いキャラクターがいれば、そっちも使っていきたいと思います。
かずのこ:スピードの速いキャラクターが好きなので、「キンバリー」と「キャミィ」を狙っています。相手は結構めんどくさくなるんじゃないかな。今は「モダン」中心で練習していて、「モダン」で減った技がどこまで必要なのかを試しています。「クラシック」にはいつでも戻せるので。
フェンリっち選手(以下、フェンリっち):キャラクター選びは見た目から入るのですが、「マリーザ」がかなり好みです。システムではパリィが強いので、そのパリィのカウンターとなる投げ技で大ダメージをとっていきたい。「モダン」は技数が減って使いにくくなるキャラクターがいそうなので、基本的には「クラシック」を使います。もちろん「モダン」も練習します。
GO1:強いキャラクターを選ぶ主義なので、現状だと「ジュリ」ですね。「JP」も気になるところです。発売までに調整される可能性はありますが、このままだと「ジュリ」は相当強そうです。「JP」は遠距離キャラ好きとして抑えたい感じです。操作は「クラシック」のほうが好きですね。ただ、キャラ対策として「モダン」の練習も必要だと思います。普段はアケコンで操作しますが、「モダン」のときはパッドコントローラーを使います。
――先日、ロースター発表がありましたが、気になるチームや選手はいますか?
どぐら:「魚群」のマゴ選手ですね。最近、人が変わったように『スト6』をやるようになっています。すごくモチベーションが高い。チームとしてもスタートダッシュがうまそうな気がします。
かずのこ:「G8S」の立川選手です。「モダン」が強いと公言しており、「モダン」でやり込んでいます。対戦していても強さを感じるので、「モダン」でどれだけ勝ち上がれるか気になります。
――リーグに向けての意気込みをお願いします。
どぐら:今回のリーグは、かなり多くの人が関心を寄せているのではないでしょうか。その注目度に負けず、おもしろい試合ができればと思います。
かずのこ:ここしばらくは観戦する側だったのですが、観ているだけでもすごく熱を感じていました。新しいタイトルに挑める絶好のチャンスを得ることができたので、チームメイトやファンの期待を裏切らないようにしたいです。
フェンリっち:チーム戦で戦えるのはうれしいです。「ストリートファイター」シリーズをプレイする機会がこれまでなかったので、『スト6』からがんばりたいと思います。
GO1:『ストV』がリリースされた当初はすごくやり込んだけど、大会で優勝することはできませんでした。『スト6』はもっとやり込んで活躍したいですね。「CAG」として「SFL」に参加できるので、楽しんで勝ちきりたいと思います。