――お笑いの賞レースで4時間超の長尺の番組というのは、珍しいと思います。MCトークなどで、結構ゆとりを持った構成になるのですか?
日置:最初は僕らもこれだけ尺があるので、7時からの頭30分は「ノックアウトステージ」のダイジェストとかを流して、7時半から本戦スタートみたいなイメージをしてたんですけど、尺を読み始めたら入り切らないという話になって、紹介VTRもちょっと短くしなきゃという感じで、意外とギリギリなんです。
――ネタ時間6分でトーナメント制になると、そうなるんですね。
日置:『M-1』は4分で13ネタなんですけど、こっちは14ネタで1本の尺も1.5倍なんで。そこで苦肉の策として考えたのが、6分半やると減点という方式なんです。尺に入らないのがネタ番組として最低なので。
――そうなると、ずっと緊張感が続く4時間10分になりそうですね。
日置:MCも、生で賞レースをやるのは初めての東野さんと宮司さんなので、常に「今、何分押し?」「巻いてるの?」ってやり取りをすることになると思います。怒号が飛んでたらごめんね(笑)
小室:怒ってるときは目つきを見れば分かるので、そのときは淡白に「おつかれさまですー」ってうっすら避けます(笑)
――さすが、コロナ禍入社だから目だけで分かるんですね(笑)。一方で尺がなくなって、小室さんのパートがどんどん飛んでしまうことも…。
日置:それは、正直あるかもしれないです(笑)
小室:そりゃもう大会第一ですから、いいんです、いいんです。ここに関わらせてもらうだけでもう万々歳なので。
●日置祐貴
1980年生まれ、千葉県出身。早稲田大学卒業後、04年にフジテレビジョン入社。以来バラエティ制作で『めちゃ×2イケてるッ!』『ピカルの定理』『バチバチエレキテる』『ワイドナショー』などを担当し、現在は『人志松本の酒のツマミになる話』『呼び出し先生タナカ』の2本のレギュラー番組のほか、『THE SECOND~漫才トーナメント~』『IPPONグランプリ』『人志松本のすべらない話』『まっちゃんねる』『ドラフトコント』『THE CONTE』で総合演出を務める。
●小室瑛莉子
1999年生まれ、神奈川県出身。青山学院大学卒業後、21年にフジテレビジョン入社。『Live News イット!』『もしもツアーズ』などを経て、現在は『めざまし8』月~木曜メインキャスター、『潜在能力テスト』MC、『ぽかぽか』金曜進行アナウンサー、『深夜のハチミツ』MCを担当。『THE SECOND~漫才トーナメント~』では「ノックアウトステージ」MC、「グランプリファイナル」リポーターを務める。