強豪「DRX」相手に、アウェイのなか戦った「ZETA DIVISION」

初日の1試合目は、「DRX」対「ZETA DIVISION」。韓国の強豪チームである「DRX」は、2月から3月にかけてブラジルで行われた国際大会「VCT 2023 LOCK//IN サンパウロ」(以下、LOCK//IN)で、ベスト4まで上りつめる結果を残しています。

会場には「DRX」のファンが多く詰めかけており、「ZETA DIVISION」にとっては、かなりアウェイな空気のなかでの戦いになりました。しかし、争奪戦となった初日のチケットを入手し、日本から駆けつけた「ZETA DIVISION」ファンも複数いて、日本のファンによる応援の熱も感じられました。

試合は、1マップ目のアセントで、「ZETA DIVISION」がラウンドを連取する好スタートを切りますが、その後は一転して「DRX」がペースを握ります。2マップ目のパールでは、「DRX」による圧倒的な攻めを止めることができません。「ZETA DIVISION」としては苦しい内容が続き、マップカウント0-2での敗北となりました。

■試合結果
ZETA DIVISION [0-2] DRX
1マップ:5-13(アセント)
2マップ:5-13(パール)

  • VCT Pacific

    オープニングでは、ステージ中央から両チームの選手が1人ずつ入場

  • VCT Pacific

    ステージには選手の席が並び、さらにその上にはキャスター席が設けられている

  • VCT Pacific

    こちらは英語配信のキャスター席。反対側には、韓国語配信のキャスター席があった

  • VCT Pacific

    1階席の後方からの光景。ステージが近く、選手の姿を間近で観ることができる

  • VCT Pacific

    初日は「DRX」のファンが多く詰めかけており、大きな歓声や拍手が送られた

  • VCT Pacific

    争奪戦となった初日のチケットを入手し、日本から応援に駆けつけたファンも

会場に声を響かせ、成長した姿を見せた「DetonatioN FocusMe」

2日目の1試合目に行われたのは、シンガポールチームの「Paper Rex」対「DetonatioN FocusMe」。両チームともに「LOCK//IN」では初戦で敗退となりましたが、特に「DetonatioN FocusMe」は試合内容から、チームとしての完成度に不安が残っている状況でした。

しかし、今大会「DetonatioN FocusMe」は1マップ目のパールから、成長した戦いぶりを見せます。ラウンド差はあれど、あと一歩という非常に惜しいシーンが多く、内容ではあまり差を感じさせませんでした。なにより、2階席にいても十分に聞こえてくるほど声がよく出ていて、チームの雰囲気の良さが客席にも伝わっていました。

続く2マップ目のロータスでは、抜きつ抜かれつの接戦を繰り広げ、後半ではAnthem選手のエースが飛び出すなど、「DetonatioN FocusMe」はさらなる勢いを見せます。しかし、わずかに及ばず11-13で決着。マップカウント0-2で敗れましたが、「DetonatioN FocusMe」としては着実な成長を示すスタートとなりました。

なお、上から見下ろす形になる2階席からは、試合中の選手たちの手元の動きやリアクションなどがよく見え、ゲーム画面が表示されるモニターも見やすい位置にあります。会場の規模的に、距離もそれほど遠くありません。チケットの購入時は、映画館のように座席を指定して買うことができるため、空席の状況によっては2階席を選択するのもおすすめです。

■試合結果
DetonatioN FocusMe [0-2] Paper Rex
1マップ:5-13(パール)
2マップ:11-13(ロータス)

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    1マップ目から、成長した戦いぶりを見せた「DetonatioN FocusMe」

  • VCT Pacific

    試合中の選手たちの声は、2階席でも十分に聞こえてくるほどだった

  • VCT Pacific

    2階席の中程からの光景。選手たちの姿が見やすく、モニターも見やすい位置にある

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    2日目にも、複数の「DetonatioN FocusMe」ファンが日本から応援に駆けつけていた

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    試合を終え、グータッチで挨拶をする両チーム