お笑いコンビ・ウッチャンナンチャンの南原清隆が、フジテレビの若手ディレクター3人と新企画に挑むバラエティ特番『ナンチャンのこれナンてどうです?』が、18日(16:00~ ※関東ローカル)に放送される。
昨年11月には、内村光良がフジの若手Dとタッグを組んだ『内村と相棒』が放送されて好評を博したが、今回は、「南原×健康」というテーマを設定。3人のディレクターが企画を練り上げ、タイトル通り南原に「こういうのはどうでしょう?」と提案する形で制作が進められた。3人とも、これまであまり扱ってこなかったテーマだけに、それぞれ悩みながら番組化していったが、南原が他の番組では見せない表情を、三者三様に引き出している。
そこで、各企画を担当する千葉悠矢、間島陸、片岡新己留(ニコル)という入社7年目の同期ディレクターに、今回の手応えや南原と番組を作っての印象などを聞いた――。
■はっぱ隊と顔モニュメントから発想
入社2年目で『超逆境クイズバトル!!99人の壁』を企画した千葉Dは、南原らをドーパミンで気持ちよくさせるため、狩野英孝と斉藤慎二(ジャングルポケット)が様々な“気持ちいい”をプレゼンする『南原とドーパ民』を制作。
「健康というテーマは史上一番難しいと思って、(放送)作家さんや他のディレクターと会議しながら考えたのですが、まず、はっぱ隊(『笑う犬』のコント)の歌で南原さんが『気持ちい~!』と叫んでいたのをまた聴きたいなというのと、南原さんの顔のモニュメントを作りたい…この2つが出そろったときに、これはもうドーパミンを出すしかない、と決まっていきました」(千葉D)
“気持ちいい”を追求するという番組にあたって、「南原さんたちには『とにかく正直に、気持ちよくなかったらそのまま言ってもらっていです』とお伝えしました。すると、我々スタッフが相当気持ちいいと思ったものがそうでもないリアクションだったり、逆に『そんなに!?』と驚くくらいテンションが上ってくれたりして、想定していないギャップが出て良かったですね」と収録を振り返る。
■初めてのジャンルに「全然手応えがない(笑)」
「健康バラエティは初めてだったので新鮮でした」という間島Dが企画したのは、体作りのプロが“教習所”という設定で指導していく『世代別! カラダの教習所』。
「大学までラグビーをやっていたので、体作りや体を動かすといった、自分に接点ところから考えました。実際に周りで勘違いしてる人もいるので、それを面白がりつつ、ちゃんと学べる内容にしています」(間島D)
レギュラーでは『芸能人が本気で考えた!ドッキリGP』を担当し、「ザ・お笑いで面白いことを最優先する番組をやっているので、ためになること、勉強になることを扱うことで、ディレクターとしての幅を広げるという狙いもあって、今まで学んできたことを1回無しにして作っていこうという感じでやらせてもらいまいた」と意識したが、「やっぱり初めてのことなので、全然手応えがないです(笑)」と本音を漏らした。
■白目むいて寝てるところを見せたい
そして、唯一の女性である片岡Dは「どストレートの“健康”というより、どんな遊びができるかというところで工夫しました」と、日本一お昼が忙しい男・南原を最高の昼寝にいざなう旅ロケ『爆睡トラベラー』を企画。
「南原さんに普段できない昼寝をさせてあげたいということで考えました。昼寝をテーマにした企画や番組があまりないと思ったのと、南原さんが白目むいて寝てるところとか、なかなか見られない姿をお見せたいと思いました」(片岡D)
『ネプリーグ』『ENGEIグランドスラム』『THE MANZAI』といったスタジオバラエティで育ち、「自分でロケを仕切ってやるという機会がなかなかなかったので、すごくいい経験でした」と、間島Dと同様に自身の幅を広げるチャンスになったようだ。