――この10年で、お三方の関係性に変化はありますか?
能町:でも、仲良くなったよね(笑)
久保:途中からLINEグループができて。
能町:最近は何か気になる芸能ニュースとかがあると、まず久保みねヒャダLINEに投げるっていうのができてます。全員のお互いの家にも行ってますよね。千葉(雄大)くんちにも行ってるし。
久保:でも、いきなり「友達っぽいことしようぜ」っていうのではなく、時間をかけて機が熟した感じで移行していった気がします。それで、ケンカすることもなく。
ヒャダイン:1回もないですね。
能町:ケンカはないですね。
久保:でも3人のLINEグループだから、2人で先に会話が出来上がってるときに一瞬見たけど、こっちがちょっと忙しくて参加できないときに、「ちょっと感じ悪いかしら」と思うこともあるけど。
ヒャダイン:こっちも全然ありますよ。
能町:なんかやってるんだろうなと思って、別にそのままスルーでもいいし。
木月:「互助会」みたいなものだとおっしゃいますよね。
ヒャダイン:そうそう、互助会ですよね、千葉くんも含めて。だから、『はやく起きた朝は…』(※)に近づいてきてるんですよ。
(※)…磯野貴理子、松居直美、森尾由美によるトーク番組
――あの番組もライブやってますから。
ヒャダイン:歌とか歌ってるんですよね。
久保:もう本当に『はやく起きた朝は…』を見るたびに、未来の自分のような気がしてならない。この間見てたら、3人で老眼の話をずっとしてて、もうタイムリーすぎる…と思って。私たちが錦鯉さんをゲストに迎えたときと全く一緒ですね。
ヒャダイン:錦鯉さんとの老感はすごかったですね。最後ほんとつらい気持ちになっちゃって、救いようもない、光もない感じで(笑)
久保:あの先に知恵みたいなものがあると、『はやく起きた朝は…』になれるんですけどね。
木月:でもお客さんも同じ世代で付いてきてくれて、一緒に年を取っていけるといいですよね。
――視聴者からのお便り読んで、自分に人生に置き換えて泣いちゃうとか、そのうちあるかもしれないですね。
能町:あの3人もいろいろありましたからね。番組で離婚についてお話ししたり。
ヒャダイン:だから僕もいつかピンクハウス着ようかなと思って。
能町:森尾由美役なんですね(笑)
■この時代にテレビ発信のを愛してくれる
ヒャダイン:こんなテレビなんてどうでもいい時代に、テレビ発信のものを愛していただいているというのが、すごいですよね。
久保:貴重ですよね。オンラインになって、地方でなかなか来れないとか、会場に行く時間を割けないって人にも届いてくれるのはいいなと思いますね。でも、「私が支えてあげなきゃ」ってお金切り崩してくださる方がいるか分かりませんけど、いつでも休んでいいですから。私らは勝手に生き続けるからやりたいですけど、全ては港(浩一・フジテレビ)社長次第ですね。
――地上波が終了するときに、港社長が木月さんに「あのパッケージは絶対残せよ。お前のためでもあるし、フジテレビのためでもある」と言ったそうですから。
久保:でも『久保みねヒャダ』という部屋から外に出たら、通用しないのかな。井の中の蛙なのかなってって思ったりもします。
ヒャダイン:それは誰とやるかの掛け合わせじゃないですか?
久保:私はいつ「あなたはもう足手まといなんで、こちらへ」って言われたら、「はーい」って抗わずに去る側の人間かなと思ってるので。
ヒャダイン:今はテレビ以外にも、YouTubeとかNetflixとかがある時代ですから。
久保:でもテレビ番組表を見ると、テレビって面白いなといつも思っちゃうんですよね。結構いろんなものを見逃してる感じがあるんですよ。
ヒャダイン:この間、NHKで『拾われた男』ってドラマ見てたんですよ。すっごい面白くて、演者も豪華で撮り方もすごい丁寧で、めちゃめちゃいいドラマだなと思って最後のクレジット見たら、「制作 NHK ウォルト・ディズニー・ジャパン」って出てたんですよ。本当に声が出て「資本~!」って言っちゃいましたもん。
久保みね:資本~!(笑)