超広角と望遠のカメラを変更
そして、肝心のカメラ機能です。「Pixel 7」はメインカメラと超広角カメラ、「Pixel 7 Pro」はメインカメラと超広角カメラに望遠カメラという構成は、「Pixel 6」シリーズと変わりません。
メインカメラはいずれも有効画素数5,000万画素1/1.31型センサーを搭載。Octa PD Quad Bayerセンサーで、ピクセルビニングによってピクセルピッチは1.2μm。レンズの画角は82度で、実焦点距離は6.81mm、35mm判換算で24mm。F値はF1.9で、スペックを見る限りは、「Pixel 6」と変わらないようです。
「Pixel 7」の超広角カメラは1,200万画素のセンサーで、ピクセルピッチは1.25μm。レンズの画角は114度、実焦点距離は2.35mm、35mm判換算で16mm。レンズのF値はF2.2なので、こちらもスペックの違いはなさそうです。
大きく変わったのが「Pixel 7 Pro」。超広角カメラには新たにAFを搭載。有効画素数は1,250万画素で変わらず、ピクセルピッチも1.25μm、レンズのF値F2.2という数字も同じです。ただ、画角が125.8度と広くなり、実焦点距離は1.95mm、35mm判換算13mmというレンズに変わりました。
さらに望遠カメラも変更。画素数は4,800万画素で、ピクセルビニングという点は変わりませんが、ピクセルピッチが0.8μmから0.7μmにわずかに小型化。代わりに光学倍率が4倍から5倍へと変わりました。画角は23.5度から20.6度へと狭くなっています。
実焦点距離は19mmで変わらず、35mm判換算だと104mmだったのが117mmになりました。Exif表記の倍率を見ると「Pixel 6 Pro」が約4.3倍、「Pixel 7 Pro」は約4.9倍という数字です。
ちなみに「Pixel 6 Pro」は1/2型センサーを搭載していました。「Pixel 7 Pro」のセンサーは非公表ですが、1/2.55型のSamsung製ISOCELL GM5センサーあたりでしょうか。