――本作について、グループのメンバーはどんな反応でしたか?
佐藤:めちゃくちゃでかい声でびっくりしていました。多分恋愛ドラマの主演をやるというだけでも驚いたと思うのですが、ボーイズラブでしたからね。
――佐藤さん自らグループメンバーに発表したのですが?
佐藤:僕が言いました。そのあとすぐにIMPACTorsのメンバーで相手会議が行われて(笑)。そのときは僕も相手が誰になるのか知らなかったので。みんな「ジュニアじゃないんじゃない?」とか言ってすごく盛り上がりました。その帰りにマネージャーさんから相手が織山だと聞いて僕も驚きました。
――相手会議のなかで織山さんは出ていなかったのですか?
佐藤:いろいろ名前は上がりましたが、織山という人はいませんでしたね。だから余計僕もびっくりしました。同期ですからね。でも相手が織山だと分かると、彼なら絶対できるだろうなって思いました。
――少年忍者はいかがでしたか?
織山:最初のほうは「チューした? チューした?」って小学生みたいなノリでした(笑)。でもこういうお仕事をいただいて、演技とか下手だったら「なんだよ、お前!」みたいに思われるかもしれないって変に緊張したり、撮影が終わってメンバーと合流しても「疲れた」って言えないなと思っていたんです。でもメンバーはみんな明るく話しかけてくれて、「スケジュール見ていたけれど大変だね、よく頑張ったね」って優しい言葉をかけてくれたので、うれしかったです。このドラマもそうですが、高校生のときにできなかった青春を少年忍者で取り戻せているなって思っています。
――リハーサルなのに佐藤さんが織山さんに本当にキスしてしまったとイベントで話していましたが。
織山:撮り直しを含めて10回以上キスシーンをしているんですよ。それなのにリハーサルでいきなりキスしてきて……。監督からもリハではやらないでいいと言われていたのに。初めてのキスシーンならば分かるのですが、すでに何度もやっているのに! 終わったあと、さすがに「おい!」って突っ込んじゃいました。
佐藤:本当にごめん。終わったあとリハだったって気づいて。かなり外が暑くてずっとドキドキしていて緊張感もあって、つい(笑)
――最後におすすめのシーンを教えてくだし。
織山:神社に一緒に行くシーンがあるのですが、そこでおみくじを引くんです。その出たおみくじというのが、本当に引いたものを見てのお芝居で、アドリブだったんです。
佐藤:僕はいつもおみくじを引くと末吉なんですね。それが今回は……。
織山:えっ、いま言っちゃうの?
佐藤:いやいや危ない。言いそうだった(笑)。なにを引くのか、どんなリアクションをするのか、ぜひ楽しみにしていてください。